life
life of "love the life"

仕事してるんです : 木造作進行中・2

1/24。木造作工事は引き続き急ピッチで進行中。

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3Fリビングルームの天井の檜羽目板貼はほぼ終了。テラスには手摺が取付けられた。

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和室の天井がほぼ完成。上の写真右は作業中の大工の鈴木さん。

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屋外のデッキや階段にも手摺のスチールフレームが取付けられた(上の写真左)。屋内の階段にも少し前に手摺が取付けられて、この日は塗装の下塗り中の状態(上の写真右)。

2006年01月31日 05:07 | trackbacks (0) | comments (0)

名言コレクション : 前川国男の言葉

建築の理論を最後の一歩まで推し進める力は、口でもない手でもない、やはり建築家それ自身の生活力または生活意識そのものであります。(前川国男)

生誕100年 前川国男 建築展 図録より
*オリジナル:国際建築1930年12月号記事「3+3+3=3×3」

2006年01月30日 04:26 | trackbacks (0) | comments (0)

都市とデザインと : 渡辺力展/前川国男展

1/18。打合せの帰りに東京国立近代美術館・ギャラリー4で『渡辺力 - リビング・デザインの革新』を、東京ステーションギャラリーで『前川国男建築展』を見た。

『渡辺力 - リビング・デザインの革新』の内容は以前METROCSで見た『渡辺力展』の大幅拡充版という印象。さすがに見応えは十二分なんだけど、渡辺氏の60年に及ぶデザイナーとしての活動を概観するには少々物足りない内容ではある。ほとんどの家具には触る事すら出来なかったのは残念。
渡辺氏は家具デザイナー、インテリアデザイナーとして、清家清をはじめとする様々な建築家や建設会社とコラボレートしてきた。そこで実際に用いられた家具の現物を、スライドショーや大判インクジェットなどの豊富なビジュアルとともに見る事が出来たのは収穫だった。軽井沢や志賀高原のプリンスホテルには今もまだ渡辺氏の手がけたインテリアが現存しているのだろうか。だとしたら改装されてしまう前にぜひ見ておきたいものだ。また、コパルやセイコーの製品としてデザインされた時計の図面(実に詳細で、しかも美しい)も興味深い資料だった。

対して『前川国男建築展』のボリュームたるや凄まじいものだった。スペース自体はそれほど広くないんだけど、そこに詰め込まれた図面や模型などの資料のなんと膨大な事か。見終わった頃にはもうぐったり。半ば朦朧としつつギャラリーのエントランス脇にあるカフェへと入ろうとすると、すでに営業時間が終わっていてがっくり。
展覧会の内容は前川の活動と、その背景となる時代の移り変わりとの密接な関わりを痛感させるものだった。コルビュジェのアトリエでモダニズムに触れ、それを日本の風土に取り入れようと奮闘を始めたところで戦争が始まり、戦後は仮設建築のプランニングを手がけ、東京海上ビルディングでの美観論争を経て、珠玉の美術館・公共建築の連作へと向かう前川の足跡は実にドラマティックだ。未完に終わった最晩年の東京海上ビル増築案や東京都芸術文化センター案のスケッチ集(プランやエレベーションのスケッチに「おむすび」とか「たこ」とか「モヒカン」とか書き込んであるのがなんとも)をめくる頃には正直感動すら覚えていた。
展覧会で見た中で、私たちにとって最も印象深かったプロジェクトはデビュー作とされる『森永キャンデーストア銀座売店』(1935)と木造の『紀伊国屋書店』(1947)だった。方や既存ビルのリノベーション、方や戦後のバラック街に建てられた仮設店舗だが、その資料からは時代と都市に常に真正面から対峙してきた前川の姿が鮮やかに浮かび上がってくる。

渡辺力 - リビング・デザインの革新(東京国立近代美術館・ギャラリー4)
前川国男建築展(東京ステーションギャラリー)

2006年01月30日 00:03 | trackbacks (0) | comments (4)

都市とデザインと : 雑誌「室内」休刊

プロ向けのインテリア専門誌がまたひとつ姿を消す。ここ2、3年ほとんど読んでなかったので私たちとしては特に感想は無い。が、これからインテリアデザインを勉強する人は一体どんな雑誌を読むんだろうか、とふと思った。

インテリア雑誌「室内」休刊へ 創刊から半世紀
2006年01月28日23時04分
コラムニストの故山本夏彦さんが55年に「木工界」として創刊し、半世紀以上続いたインテリア雑誌「室内」が、通算615号目の3月号で休刊することになった。発行元の「工作社」が明らかにした。
住宅の実例や新作家具、リフォームのノウハウなどを紹介してきた。編集兼発行人の山本伊吾さんは「50年やってきて、雑誌の天寿をまっとうしたと思ったが、まだやりようがある。いったん休刊して考えてみたい」と話している。(asahi.com)

地味に優れた活動をしているプロフェッショナルの仕事ぶりを取り上げる「室内」のようなメディアが立ち行かなくなる状況は、とりもなおさず、インテリアデザイン業界そのものの脆弱さを表している。カーサ・ブルータスに登場するものが空間デザインの全てではないんだけど、世間にはそう思われても仕方がなさそうだ。

室内

2006年01月28日 23:37 | trackbacks (0) | comments (2)

仕事してるんです : 木造作進行中

1/17。各階の木造作工事が進行中。

3Fの壁面に檜の羽目板が貼られていた。木目が素晴らしく美しい。

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3Fテラスでは手摺用の木材の塗装が行われていた(下の写真左)。工事が一番遅れていた2Fも一週間の間にずいぶん様子が変わって来た(下の写真右)。

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1Fの造作工事はすでに8割方終了。

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壁面に十字形の飾り棚が取付けられた。

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B1Fはウッドフローリングの施工待ち。
4フロア4様の空間が徐々に姿を現しつつある。

2006年01月24日 08:48 | trackbacks (0) | comments (0)

珈琲の美味しい店 : 代官山・猿楽珈琲

1/14。打合せの合間に代官山郵便局の地下にある『猿楽珈琲』へ。階段を下りると手前に別のカフェがあって、『猿楽珈琲』の入口はそのすぐ奥にある。

この日は『二十三番地珈琲』と『猿楽珈琲』、それから定番デザート3品(コーヒーゼリーとチーズケーキとチョコレートケーキ)のミニセットを注文。会計は注文が揃ったときにテーブルで行う事になっている。

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珈琲は自家焙煎の一種のみ。5段階のローストで提供されている。上の二つはそのうち最も深煎りのもの。私たちには残念ながら豆の種類が分かるほどの知識は無いんだけど、味のバランスの良さとキレの良さ、そしてなにより深く心地良い香りと後味が印象的な珈琲だ。デザートはどれも比較的甘さ控えめで、それぞれの素材の持ち味を前面に出しつつも珈琲を引き立ててくれる。私たちが3品の中でも私たちが一番気に入ったのは珈琲ゼリー。

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店内のライティングは全体にごく控えめ。アンティークの木造建築部材で仕切られた小さなブースごとに最小限の光がしつらえられている。BGMはモダンジャズ。読書をしたり、会話を楽しむには理想的な環境。手作り感は濃厚だけど、方向性が明快で不思議に押し付けがましいところが無い空間だ。その辺、なんとなくこの店の珈琲の味とも共通するものが有るような気がする。

猿楽珈琲/03-3496-8900
東京都渋谷区猿楽町23-3代官山郵便局ビルB1F正面

ショップカードに記されたこの店の営業案内が実にいかしている。
「お昼過ぎより夜中まで年中営業しております。
公衆電話はありません。
店内は禁煙です。」

猿楽珈琲(DAIKANYAMA FASHION STREET)

2006年01月23日 00:39 | trackbacks (0) | comments (0)

ちょっといい風景 : 雪の日のニイミ伯父さん

1/21。今日は雪。田原町界隈は人も車もまばら。そのおかげか、いつもならとっくに売り切れているはずのペリカンのロールパンを16:00過ぎに買う事が出来た。ラッキー。

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合羽橋商店街の入口に鎮座するニイミの伯父さんにもうっすらと積雪が。心無しか威厳が増したような。

2006年01月21日 17:53 | trackbacks (0) | comments (6)

食べたり飲んだり : 蔵前・栄久堂

1/13。仕事帰りに近所の和菓子屋さん『栄久堂』へ。こっちに引っ越して半年以上が経ったけど、ここで買い物するのは初めて。

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この日は上生菓子を何種類か購入。上の写真は左から松、竹、梅。見た目同様の上品な味だった。

『栄久堂』は明治20年からずっとほぼこの場所で営業しているとのこと。店内に飾られた明治時代の写真を見ると、店の手前は柳並木。さらに手前には小舟の揺れる川が横たわっている。江戸通りと合羽橋通りを繋ぐ新堀通りは、文字通りの堀川の跡だったわけだ。頭ではとっくに了解していることでも、あらためてビジュアルに思い知らされるとやっぱりなんだか不思議な感じ。

他にも店内には美味しそうなお菓子がたくさん。散歩の楽しみがまた増えた。

栄久堂/東京都台東区蔵前4-37-9/03-3851-6512
9:00-19:00(日祝-18:00)/火休

栄久堂(杉村覚さんの台東区ホームページ)
新堀川(同上)
新堀川跡(遊びにおいでよ!浅草橋・柳橋)

2006年01月21日 06:43 | trackbacks (0) | comments (0)

都市とデザインと : United Bamboo Daikanyama Store

1/13。『United Bamboo Daikanyama Store』の前を初めて通りかかった。ヴィト・アコンチ氏率いるAcconci Studioがデザインを手がけたブティック。

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ステンレスメッシュの皮膜の下にALCパネルが透けて見えるビル外観。エントランスの自動ドアから2Fの窓に到る波打つようなラインがユニーク。

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エントランス正面から見たブティックのインテリア。PVCの皮膜による有機的な造形が天井と壁を覆う。ライティングは全て皮膜の向こう側。空調ユニットまで凸レンズ状に成形されたメッシュで覆ってしまう徹底ぶり。こりゃスゴい。衣服と皮膜というコンセプト自体は目新しいものではないが、ここまでやり切ってしまった例となるとそうは無いだろう。新築ではなく既存の低層ビルのリノベーションであることがますます面白い。

結局中には入らなかったんだけど、洋服もけっこう可愛いのが多そう。今度お金と時間のあるときにぜひ。。。

United Bamboo
United Bamboo Daikanyama Store

2006年01月20日 04:18 | trackbacks (0) | comments (0)

掲載誌・書籍など : BEAUTY DESIGN

ドイツ・daab社から2005年10月に刊行された『BEAUTY DESIGN』という本に『aquira hair designs』『fit』が掲載されています。

表紙ってなんだか嬉しいですね。

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本の内容は美容に関する世界の最新インテリアデザインをCOSMETICS、HAIRDRESSER、GYM、DAYSPAの4つに大きく分けて写真で紹介するもの。以前紹介した『JAPANESE DESIGN』と同じシリーズなので、例によって巻頭の短い5カ国語イントロダクションを除けば説明文は一切無し。割り切ってるなあ。
スペインで(しかも主にデジタルフォトから)印刷されていることもあって画質は良く有りませんが、中には他のメディアでは見た事の無いような興味深いプロジェクトも掲載されています。日本で活動するデザイナーとしては柳原照弘さん、エマニュエル・ムホーさん、他の皆さんが登場しています。

現時点(2006年1月半ば)では日本の書店での在庫はまだ無いようです。中身をご覧になりたい方は嶋田洋書さんなどに入荷予定をお問い合わせください。amazonなどではすでに購入が可能です。

BEAUTY DESIGN
BEAUTY DESIGN (amazon.co.jp)
BEAUTY DESIGN (amazon.com/レビュー有り)

2006年01月17日 22:45 | trackbacks (0) | comments (0)

食べたり飲んだり : 代官山・TOM'S SANDWICH

1/13。打合せの合間に代官山ヒルサイドテラスの『TOM'S SANDWICH』で食事。

実はヒルサイドテラス周辺のことはあまり良く知らない私たち。店の前を通りかかったのが数日前。年季の入ったスチールサッシの店構え、その向こうにのぞくシンプルなインテリア、ジーンズと白いシャツにオレンジ色のキャップを被ったマスターと思しき年配の男性の姿。「これは」と名店の予感を覚え、この日初めてドアを開けた。

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なんと、『TOM'S SANDWICH』はヒルサイドテラスC棟の完成と同時(1973)にオープンしたようだ。フードメニューは若干のサラダやサイドディッシュを除きほぼサンドイッチのみ。キッチンカウンターの上を走るむき出しの吸気ダクトと、対面する壁際に並んだ木製ベンチ席、球形のシーリングライトが控えめながら明快なアメリカンダイナースタイルを感じさせる。エントランス同様、インテリアも年季ものであるはずだが、不思議な事に全くくたびれた様子が無い。素晴らしく清潔な印象。

店の最奥には一面の開放的なガラス窓。その手前にある大テーブル席の一角に腰掛け、キャベツ&ベーコンのサンドイッチ(スモール・上の写真)とポークのサンドイッチ(下の写真)を注文した。

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ワンプレートの値段はそこそこ張るが、つくり置きをせずマスター氏が一品ずつ仕上げる素朴な味付けでボリューム満点のあたたかなサンドイッチを頬張り、窓の外にひろがる猿楽神社から中目黒方面へと続く下り斜面の森を眺望すれば、もう万事OKだ。

マスター氏は30年以上の間、カウンターの中からこの森の様子と訪れては去ってゆく客の様子とを眺めながら季節と時代の移り変わりを感じて来たに違いない。時とともに磨き上げられた空気がここにはある。

TOM'S SANDWICH/03-3464-3045
東京都渋谷区猿楽町29-10ヒルサイドテラスC棟1階
11:30-17:30(LO17:00)/無休

2006年01月16日 16:11 | trackbacks (0) | comments (0)

都市とデザインと : 虎ノ門金刀比羅宮・神楽殿

1/10。打合せの帰りに虎ノ門金刀比羅宮へ立ち寄った。

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この日はちょうど初こんぴらの大祭。夕刻の金刀比羅宮では縁日がたたまれ、奉納の終わった神楽殿を寒風が吹き抜けていた。

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この神楽殿はなんとオフィスビルの駐車場入口スロープの上に設けられている。配置といい、周囲の無機質なオフィスビルとの対比といい、文字通り浮遊感満点。なんとも幻想的な光景だった。

虎ノ門琴平タワー

2006年01月14日 23:44 | trackbacks (0) | comments (0)

仕事してるんです : 1F家具造作

1/10。今年最初の現場定例会。

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木ごころさんが内装施工を担当している1Fに家具造作が続々と運び込まれていた(上の写真左)。壁と天井のラワン合板張りはほぼ完了(上の写真右)。

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建物の外では足場を残して徐々に防音シートが剥がれ、角波ガルバリウム鋼板張りのシンプルな直方体が姿をのぞかせつつある。

2006年01月12日 23:35 | trackbacks (0) | comments (0)

コレ買いですか? : Lamborghini Miura Concept

ランボルギーニ・ミウラ、現代に復活(Responce)
2008 Lamborghini Miura Concept(Automobile)

デトロイトモーターショー2006で往年のスーパーカーが復活。しかもランボルギーニ・ミウラとはシブい。ただしコンセプトカー。デザイン監修はワルター・デシルバ氏。オリジナルのミウラはベルトーネ時代のマルチェロ・ガンディーニ氏がデザインを手がけている。
ミウラ・コンセプトのデザインは写真を見る限りではかなりオリジナルに忠実なリファイン、と言ったところ。賛否はありそうだけど、リアビューとかもうかなりオジさん泣かせ。ヘッドランプ周りのヌメっとした仕上がりはオリジナル以上か。実物が見てみたいなあ。

Lamborghini

2006年01月09日 10:42 | trackbacks (0) | comments (0)

都市とデザインと : 徳島・うだつの町並み

帰省中の話題も最後。12/31。美馬市脇町にある“うだつの町並み”のある通りに立ち寄った。

うだつ(卯建)というのは、延焼を防ぐために商家の1Fの屋根と2Fの屋根の間に作られた防火壁。わりとお金のある家にしか無かったことが「うだつが上がる」という表現のもとになっている。瓦や左官で装飾を施されることも多い。うだつを残した町並みは今でも全国にいくつかあるようで、脇町もそのひとつ。お隣の美馬郡つるぎ町には“二層うだつの町並み”というのもあるそうだ。

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上の写真は明治期まで使われていた船着場(吉野川に平行して水路が設けられていた模様)の跡を整備した道の駅から、うだつの町並みのほぼ中央に位置する吉田邸を見たところ。動線を重視した要素の少ないプランニングに好感が持てる。

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船着場跡を横切って吉田邸の敷地へと渡ると、質素な佇まいながら実に美しく整備された中庭が現れる。手前の新しい建物はショップとカフェを含む脇町周辺の案内施設で、写真に見えるのが古くからある吉田邸の建物群。吉田家は商号を『佐直』と言い、幕末から明治期にかけて大いに栄えた藍(天然染料の一種・インディゴ)商。

この建物のインテリアが実に素晴らしいんだけど、時間が遅かった上に大晦日とあってあいにくこの日は閉まっていた。この写真左は中庭の別カットで、右は吉田邸を通り抜けたところにある町並みの一部。

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夕刻の脇町。街灯を主に足下から数十センチの低い位置に置いてあるのが印象的。赤みの強い暖色の光がまたいい感じ。

ここ数年、この町は訪れるたびに少しずつその魅力を増しているように思う。普通の生活の場としての機能をちゃんと維持しながら、必要最小限の整備を時間をかけて、しかもセンス良く行いながら町並みを保全してゆくことは実はとても難しいはず。次回帰省した際にもぜひまた訪れてみたい。

そう言えば「うだつ」がほとんど写真に写ってなかったな。ま、いいか。

脇町/藍の出荷で栄えた商人町(JAPAN-GEOGRAPHIC.TV)
脇町・うだつの町の風景(日本の写真集/デジタル楽しみ村)
懐かしさ漂う脇町を歩く(徳島県ホームページ)
美馬市ホームページ

2006年01月08日 21:21 | trackbacks (0) | comments (0)

都市とデザインと : 香川県立東山魁夷せとうち美術館

帰省中の話題をもう少し。12/28。香川県立東山魁夷せとうち美術館へ行って来た。香川県坂出市・瀬戸大橋のたもとにあるちいさな美術館。リトグラフを中心に東山魁夷の作品が多数所蔵されている。建築デザインは谷口吉生氏。

冬晴れの瀬戸大橋記念公園。美術館は広大な敷地にぽつんと置かれたシンプルな箱と言った風。駐車場を横断し、まっすぐ長いアプローチを進むと、ガラス張りのエントランスに斜めからぶつかる。

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近づいてもなおこぢんまりとした印象はそのまま。周りの樹木が育つと、おそらく海の側からしか建物の姿は確認できなくなるだろう。そうなるとこのアプローチの魅力はさらに増すに違いない。

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奥行きが少なく、横方向に細長いエントランスホール。物販コーナーとコインロッカーは明るい木目の間仕切りの向こう側(上の写真左)。その左に受付カウンターと展示室への入口。右にはステンレス角パイプの縦格子で適度に遮光されたビデオコーナーがある(上の写真右)。

展示室に入ると思いがけず大きな空間が出現。隅に一本だけ立ち上がる細いコンクリート打ち放しの柱が強く印象に残る。写真撮りたかったなあ。

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さらに2Fへと階段を上り、大型デジタルハイビジョンによる展示までを見終えると、順路はもうひとつの階段へと続く。降りた先にはカフェ。テーブルにつくと瀬戸内の眺望が広がり、その遥か先には東山魁夷の祖父が生まれ育った櫃石島があるのだそうだ。谷口氏ならではの明快で心憎い演出。この写真はカフェのインテリアと海側のテラスの様子。

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カフェからテラスへと出ると、その先に小さなボードウォークがある。海の色をそのまま立ち上げたような緑色の石に覆われた外壁を背後にして細い手摺に寄りかかると、気分はまるで小舟の上。

谷口氏は建物の存在を瀬戸内の風景の中に消し去ってしまいたかったのだ。それはもう徹底的に。

もちろん東山魁夷の作品も素晴らしい。『月篁』、『聖夜』、『たにま』などのポストカードを購入。

香川県立東山魁夷せとうち美術館
谷口吉生のミュージアム(東京オペラシティアートギャラリー/2005)

2006年01月06日 01:20 | trackbacks (1) | comments (2)

コレ買いですか? : Kodak EasyShare V570

数日前から気になっていたデジカメ『Kodak EasyShare V570』。どうやら日本でも発売される様子。Yahoo!のトップニュースになってる(1/5夕方時点)ってことはけっこう多方面でチェックされているのだろうか。

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なにしろこれだけコンパクトなボディ(W101×D20.4×H49.8mm)に23mm相当の広角レンズと39-117mm相当の光学ズームレンズが入っているのは素晴らしく魅力的。デザイン的には「まあ悪くない」と言うレベルではあるものの、商売がら建物やインテリアを撮る事の多い私たちにとっては、画質と使い勝手さえ納得できれば多少高くても「買い」なんじゃないかと。

早く店頭に実機が並ぶといいな。

Kodak EasyShare V570
Kodak EasyShare V570 プレスリリース
超広角+3倍ズームを1台で/2眼レンズ搭載コダック「V570」(ITmedia +D)

2006年01月05日 17:11 | trackbacks (1) | comments (2)

掲載誌・書籍など : Graphis Design Annual 2006

米国Graphis社から刊行された『Design Annual 2006』という本に『simpatica』が掲載されています。見てね。

『simpatica』が載っているのは見開き2ページのみとボリューム少なめですが、世界の様々なクリエーターによるグラフィックデザインを中心とするクオリティの高い作品たちの中に混ぜていただいて、なんと言うか、恐縮半分・ふしぎ半分、な気分です。少々高価な本なので、会社で買ってもらったりとかしてご覧いただければと思います。

Graphis Design Annual 2006
Graphis Design Annual 2006 (amazon.co.jp)

2006年01月05日 00:51 | trackbacks (0) | comments (4)

食べたり飲んだり : 徳島・かねぎん坂野

再び12/29。『岡田製糖所』で買い物の後、阿波市土成町へたらいうどんを食べに行った。

この辺りには鎌倉時代に土御門上皇の仮御所があったのだそうだ。で、後に村名を御所村としたが、隣の土成村と合併して土成町に、さらに昨年に阿波郡と合併して阿波市の一部となった。今でも徳島の人はこの一帯のことを“御所”と呼び、“御所のたらいうどん”はその名物料理として親しまれている。

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たらいうどんのビジュアルはご覧の通りのド直球。どの店に行ってもこんな感じ。ただし、うどんの太さや食感、だしの味は店によって大きく異なる。
たらいうどんのルーツは江戸時代の木こりの人々の仕事納めの振る舞いで、もとは釜上げのうどんだった。昭和の初めに時の県知事が当地のたらいみたいな器に入ったうどんがうまかったと言う話をしたことから、現在のスタイルが広まり定着したらしい。伝統的なたらいうどんのだしは“じんぞく”と呼ばれる川魚をベースとしたもので、独特の風味は一度食べると忘れ難い。これまでに食べた数店の中では『新見屋』のだしが一番うまかった気がする。

この日訪れたのは『かねぎん坂野』。現在一帯に10店以上を数えるたらいうどん店の中でも土成IC寄りの場所にあるごく一般的な大型店。うどんは少しかためでもちもちとした粘り気のある食感。だしはじんぞくベースではなく、鰹節と煮干しベースでくせの無い薄味。観光客にも受け入れられやすい味だろう。

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たらいうどん店でのうどん以外の定番メニューと言えば川魚(上の写真左・アメゴの塩焼)と沢蟹(上の写真右・素揚)と釜飯。沢蟹の素揚はまるのままバリバリといただく。野趣有り過ぎ。

かねぎん坂野/徳島県阿波市土成町宮川内落久保104/088-695-2081
10:00-20:00(LO19:00)/木休

2006年01月03日 06:14 | trackbacks (2) | comments (0)

食べたり飲んだり : 徳島・岡田製糖所

新年明けましておめでとうございます。
2006年もlove the lifeをどうぞよろしくお願い申し上げます。

予定より1日早く東京に帰って来ました。今から寒中御見舞葉書をつくりまーす(喪中&多忙のため)。

そんなこんなで、昨年の話題だけどお正月らしい写真が撮れたので掲載。12/29。徳島への帰省中に上板町にある『岡田製糖所』へ行った。創業から200年以上の歴史を持つ和三盆糖の製造所。和三盆糖とは在来品種のさとうきびを用いて江戸時代からほとんど変わらない技術で手作りされる砂糖のこと。舌の上で消え入るような甘味と風味はまさに上品そのもの。

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工場の手前ではいつ来ても美しく整えられた庭を挟んで、茅葺きの見事な建物と瓦葺きの建物とが向かい合っている。上の写真中央にちょこんと写っているのは通りから何食わぬ顔で訪れた迷い犬。

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瓦葺きの建物奥に下がったのれんをくぐり、大きな木の引戸を開けると、中で『岡田製糖所』の製品を直接購入する事が出来る。ショーケースを一通り見て、自宅用に霰糖(あられ)の詰め合わせと冬季限定の黒蜜を購入。店内に並んだ畳敷きの縁台に腰掛け、壁面に展示された和三盆糖の製造工程の写真パネルを眺めていると、着物姿の朗らかな女将さんがいつものようにお茶を勧めて下さった。

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こぢんまりとした空間ながら、何度訪れてもここでは思わず背筋を正し、深呼吸をしたくなる。実家からそれほど遠くない距離にこんな素敵な場所がある事に気付いたのは、迂闊にも東京に来てからのことだった。

岡田製糖所/徳島県板野郡上板町泉谷/088-694-2020
8:00-17:00/日祝休

2006年01月02日 00:14 | trackbacks (0) | comments (0)
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