life
life of "love the life"

名言コレクション : エットーレ・ソットサスの言葉

デザインの背後にはいつもほんの一瞬の沈黙が隠されている。何かがやって来る、もしくは何かが起こる期待感。ひとつのデザイン、ひとつのプロジェクト(企て)がこの世にすえられた瞬間、それを手掛けた者には責任が課せられる。バイソンを殺すために弓矢を使った者は、バイソンに許しを乞うことになるだろうし、敵を殺すために剣を使うことは、血が吹き散るということだろう。テーブルの上にスープの皿が添えられていたら、その皿を与えてもらえる幸せも感謝したくなるだろう。
デザインという定理は実に晦渋なものである。(エットーレ・ソットサス)

「エットレ・ソットサス 定理に基づいたデザイン」展覧会カタログ(2006)より
編集:松風綾/訳:N.N.U./発行:Shiodomeitaliaクリエイティブセンター

2007年の大晦日にソットサス氏が亡くなりました。心よりご冥福を祈ります。

January 2, 2008 1:30 PM | trackbacks (0) | comments (0)

名言コレクション : 内田繁の言葉

明治の近代化は、日本の文化のなかに美術と芸術という概念を移植しました。本来、日本の文化には、美術や芸術というカテゴリーはありません。今日でいう「日本の美術品」はすべて「道具」でした。中世絵巻や水墨画も、雪舟の大和絵屏風も永徳の障屏風も、狩野派の風俗画も、宗達・光琳の工芸も、もちろん日用のためのものも、すべて道具でした。道具は、生活や儀礼や芸能のために使われます。刀や槍のような武具も道具でした。日本の文化にとって、道具とは使えるものに他なりません。

貴族の暮らし、武家の暮らし、裕福な人びとの暮らし、庶民の暮らしと、さまざまな暮らしがありますが、道具とは一様に暮らしのためのものです。こうした道具の中にこそ「美」は存在したのです。それらは、どのレベルの暮らしにおいても、それぞれの日常生活をつくり出すものです。「美」は日常の中にあるのです。それは普通の暮らしの中にあります。「普通のデザイン」にとってもっとも大切なのは、美しいかどうかということです。美とは決して高価なものを指すわけではありません。どれほど質素で素朴なものでも、美しいものと、美しくないものがあります。それはおそらく普通であるか、否かの違いにあるのだと思います。(内田繁)

普通のデザイン(著:内田繁/編集:米澤敬/工作舎)より。

August 22, 2007 1:00 AM | trackbacks (0) | comments (0)

名言コレクション : 襟立博保の言葉

願はくば個の決定により多くの普遍妥当性があります様にと、私は何時も珈琲を煎てながら心にそう念じたものである。(襟立博保)

珈琲と文化 2000年冬号/No.40(いなほ書房)より
*オリジナル:珈琲教室 第一部(リヒト珈琲(1947-55頃)作成の小冊子)

July 3, 2007 4:00 AM | trackbacks (0) | comments (2)

名言コレクション : 前川国男の言葉

建築の理論を最後の一歩まで推し進める力は、口でもない手でもない、やはり建築家それ自身の生活力または生活意識そのものであります。(前川国男)

生誕100年 前川国男 建築展 図録より
*オリジナル:国際建築1930年12月号記事「3+3+3=3×3」

January 30, 2006 4:26 AM | trackbacks (0) | comments (0)

名言コレクション : チャールズ・イームズの言葉

仕事が十分に優れていればアートになる可能性がある。だが、アートは製品ではない。アートはクオリティだ。その点がときに見失われがちだがね。どんなものにもクオリティは存在しうる。(チャールズ・イームズ

イームズ・デザイン展コンセプトブック
(編集・制作・発行:アプトインターナショナル
「チャールズ・イームズとの会話─1977」より。
(聞き手・文:オーウェン・ギンガリッチ/訳:岩本正恵)

October 19, 2005 11:26 AM | trackbacks (0) | comments (0)

名言コレクション : 渡辺力の言葉

インテリア・デザインは舞台装置のように<虚構>の世界に入り込むことも十分に考えられます。しかし舞台と役者のかもし出す空間と時間が観客にとって虚構を乗り越えた<何か>でなければなりません。虚構がみえみえではしらけてしまいます。(渡辺力)

SD 1986年5月号(鹿島出版会)より。

September 20, 2005 4:19 AM | trackbacks (0) | comments (0)

名言コレクション : 仲條正義の言葉

第十一問
後藤 デザイナーであることの愉びを何と心得る?
仲條 外野フライをワザとはずしてホームで刺す愉び。

仲條のフジのヤマイ(著:仲條正義/編:後藤繁雄/リトル・モア)より。

June 11, 2004 7:08 AM | trackbacks (0) | comments (0)

名言コレクション : ミウッチャ・プラダの言葉

私は「プラクティカル(実用的なこと)」にとても関心があります。アートでさえ、私にとってはプラクティカル。自分の人生にとって大切なこと、という意味ではアートもそうでしょう?あらゆるものは人の心に溶け込み、人生に溶け込むべきですよね。つまりプラクティカルであることは、人生を生きることなんです。 (ミウッチャ・プラダ

流行通信 August,2003 vol.482(インファス・パブリケーションズ)より。

June 3, 2004 7:57 AM | trackbacks (0) | comments (0)

名言コレクション : ブルーノ・ムナーリの言葉

今日の文化は、多数の人たちのものになってきつつある。そして芸術家は壇から降りて、肉屋の看板を製作する心構えをしなければならないのだ。芸術家は、ロマン主義の最後のぼろ衣を脱ぎ捨てて、群衆の中の一人の人間として活動的になり、今日の芸術、材料、製作手段の中に湧き出るようなものでなければならない。その天賦の美的感覚を失うことなく、周囲の人たちが期待している要求に、能力をもって謙虚に応じられるようになるべきである。(ブルーノ・ムナーリ)

芸術としてのデザインより。
(著:ブルーノ・ムナーリ/訳:小山清男/ダヴィッド社)

May 27, 2004 4:07 AM | trackbacks (0) | comments (0)
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