life
life of "love the life"

ちょっといい風景 : 浅草・修復工事終盤の浅草寺本堂

7/4。浅草寺裏の駐車場より。写真はクリックで拡大。

2年弱を要した修復工事もそろそろ終盤。解体中の巨大な足場鉄骨の眺めは実にダイナミック。ピカピカの飾り金物との対比がこれまた見事なものだった。

浅草・修復工事中の浅草寺本堂(August 4, 2009)
2010・あけましておめでとうございます(January 4, 2010)

2010年09月20日 01:00 | trackbacks (0) | comments (0)

ちょっといい風景 : 浅草・食通街から望む東京スカイツリー

7/4。浅草・食通街にて。写真はクリックで拡大。

ごちゃごちゃした街並と看板群。その向こうに見える建設中の東京スカイツリーは展望台を頂いてから俄然カッコ悪くなったとの評判だが、こうして観光地らしく賑々しい眺めのなかに溶け込んだ様子はそれなりに味わい深い。

2010年09月17日 03:00 | trackbacks (0) | comments (0)

食べたり飲んだり : 河原町丸太町・一神堂

6/28。夕食は『一神堂』で。北白川『東龍』の姉妹店として2005年にオープンした自家製麺のラーメン店。川端から丸太町橋を渡って河原町通りを少しばかり南下すると、右手に赤提灯を下げた焦茶の木板張りの小屋が現れる。間口左端のビニールシートをめくって店内へ。以下、写真はクリックで拡大。

入口のすぐ右手にテーブル席がふたつほど。正面突き当たりにオープンキッチンがあり、4、5席のカウンターが張り付いている。外装の木材がそのまま内装の仕上げ。建物のところどころが鋼管の工事用足場で補強されており、カウンター席に座るとその足置も鋼管足場製で組まれているのが分かる。

上の写真が看板メニューの一神堂そば。細めのストレート麺に豚骨塩浅蜊のスープ。このスープがなんとも独創的だ。殻のままごろごろ入った浅蜊の濃厚な出汁もさることながら、生姜や香草が渾然となったその風味の鮮烈なこと。パンチ力十分で、後味は意外にさっぱり。印象としては、東南アジアを経由して再解釈されたラーメン、と言った感じだろうか。美味い。

一神堂そばとともに決まって注文するのがザーサイ。刻んだザーサイに胡瓜やネギ、焼豚などが混在する手間のかかった一皿は、もはや付け合わせとは言い難い。

水はセルフサービス。いかにも仮設的で、いまひとつ空調の効かない店内でいただく国籍不明の味が大いに気に入っている。まだ見ぬ新しい味の可能性を予感させるちいさな店。いやはや、いろんなラーメンがあったものだ。

一神堂/京都府京都市中京区大文字町234/075-256-0900
17:30-1:30(売切仕舞)/水休

2010年09月13日 22:00 | trackbacks (0) | comments (0)

ちょっといい風景 : 荒神橋の亀

6/28。京阪の神宮丸太町駅と出町柳駅の間で鴨川に掛かる荒神橋を東から西へ。川上の飛び石に亀が混じっているのを見つけた。以下、写真はクリックで拡大。

上は東岸の土手からの写真。さらにズームアップするとこんな具合。11匹の亀はそれぞれ重さ3トンほどのコンクリート製。こちらの写真は橋の上から撮ったもの。

上の亀にぐっと近づくとこんな具合。彼らの生まれは1990年代半ば頃。河床のコンクリート敷石とともに設置されたもので、設計担当は京都府京都土木事務所河川課技師(当時)の吉見重則氏とのこと。20年弱のあいだ水流に洗われた亀は細部の模様がぼやけ、輪郭に丸みを帯びている。ちょっぴり侘びたその風貌は、なかなかにチャーミングだ。

2010年09月07日 04:00 | trackbacks (0) | comments (4)

珈琲の美味しい店 : 河原町丸太町・かもがわカフェ

6/23。『京のつくね家』での夕食後、『かもがわカフェ』へ移動。2004年オープンの自家焙煎珈琲店。店名は2007年に『SARASAかもがわ』から現在のものに変わっている。その名の通り鴨川にほど近い立地ながら、鴨川に面してはいない。

川端丸太町の交差点から鴨川を東へ渡って右側に現れる最初の路地へ。すぐの突き当たりを左側へ進み、再びすぐの突き当たりを右へ。住宅地をしばらく道なりに北上すると、左手に小さな書店と雑貨店の入った木造の建物が現れる。正面右にある細く急な階段から2Fへ。以下、写真はクリックで拡大。

上りきったところには控えめなアプローチからはちょっと意外なくらいに広々とした天井の高い空間がひろがっている。屋根のかたちや天窓、柱の少なさなどから、もとは工場として使われていた建物であることが分かる。階段の正面にそびえるグリーンの壁には光る鴨のマーク。その向こうはWCで、通路を挟んで左側にキッチンカウンター。さらに奥には大きめの個室があり、上にはロフトが設けられているのが見える。通りに面した窓側へと振り返るとメインの客席。テーブル席の間隔は割合ゆったりしている。床はいい具合にくたびれたウッドフローリング。キッチン、ロフトまわりの白い造作を除く他の壁や天井は素地を生かした節有りの板材で仕上げられている。ラフなところはあっても要所に抑えを効かせたゆる過ぎない雰囲気が良い。窓側に並ぶ二人掛けの席のひとつを選んで、深煎りのブレンドとドゥミタスを注文。

珈琲のやさしくさっぱりとした味わいはブレンドにもストレートにも共通している。店主氏の志向は明確ではあるものの、気分で飲み分けたい向きにはややもの足りない。この感じは徳島の『アアルトコーヒー』に共通するものがある。
一方この日初めていただいたネルドリップのドゥミタスは、抽出の違いを差し引いても、コクも甘味も格別に深くパンチ力十分。これは嬉しい驚きだった。

そして、もしかすると珈琲以上かもしれないこの店の美点がデザートの素晴らしさ。この日いただいた豆乳のケーキも見事な風味と焼き上がりだった。ドゥミタス以外の珈琲の印象が多少弱くてもこれなら納得だ。フードにも選択肢が多く、ラストオーダーは遅め。カフェとしての使い勝手は申し分なく、近所の住人には実に有り難い。夕食や昼食にも近々伺ってみよう。

かもがわカフェ/京都府京都市上京区上生洲町229-1/075-211-4757
12:00-22:30LO/木休

2010年09月04日 17:00 | trackbacks (0) | comments (0)
back|mail
copyright