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落語初心者のメモ : 落語初心者のメモ 2009年1月

1/21。みたか井心亭で『寄席井心亭 数えて百六十四夜 睦月』。立川志らく師匠の会。立川らく太さんで『親子酒』、立川志ららさんで『壺算』、志らく師匠で『松竹梅』、仲入り、志らく師匠で『付き馬』。
暴走機関車のような『松竹梅』。笑い過ぎて死にそう。『付き馬』は掛け取りの男が下らない蘊蓄を並べ立てながら早桶屋へ向かう場面が見物だった。志らく師匠ならではのいかがわし過ぎるキャラクター。

1/22。赤坂区民センターホールで『夕刊フジ第13回平成特選寄席』。立川らく次さんで『やかん』、春風亭百栄師匠で『岸柳島』、立川志らく師匠で『抜け雀』、仲入り、立川生志師匠で『寿限無』、柳家花緑師匠で『不動坊』。
らく次さんの講釈根多は安心感があって楽しい。ナンセンスで芝居掛かったところのある『岸柳島』は百栄師匠に大いにハマる。サゲがなんとも粋。志らく師匠の絵師は思い切りエキセントリックで抱腹絶倒。芸術は爆発だ。花緑師匠は愛すべきダメ男たちのドタバタ劇をじっくり丁寧に描く。前半をバッサリ切り捨てることによって自由度がぐんと拡がった。見事な演出。

1/31。三鷹市芸術文化センター星のホールで『柳家花緑独演会』。柳家緑君さんで『金明竹』、花緑師匠で『無精床』、『権助提灯』、仲入り、花緑師匠で『片棒』、『笠碁』。
『無精床』が凄かった。ぞっとするくらいに存在感のある床屋の親父。静かにデンジャラス。やはり花緑師匠の本領はダークサイドにあると見た。続く三席は明るく剽軽に。『笠碁』の雨のシーンがやや臨場感を欠く印象。個人的にはやっぱりこの根多は鬱な演り方が好みかも。

2009年02月20日 07:00 | trackbacks (0) | comments (0)
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