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都市とデザインと : 名古屋・ideaとbeOrganic

名古屋『ミッドランドスクエア』のつづき。テナントにもインテリアデザイン的にユニークなものがいくつかあった。

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筆頭はイデアインターナショナルの扱うデザイングッズとボディケア用品の大半を見ることができるショップ『Idea Flames』(3F)。店舗区画を二分する防炎垂壁を天井造作に、防火扉をショーウィンドウに取り込むことで、大胆な空間構成が実現されている。ややこしいロケーションを味方につけてしまう見事な手腕。

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ゴムテープのルーバー内に配線を収納できる中央什器、ライン状のステンレスカバーに収納された床コンセントと配線スペースなど、この手の物販店ならではの工夫もまた面白い。表参道ヒルズにも『Idea Flames』はあるが、空間の質的にこの名古屋店とは比較にならない。プロフェッショナルで遊びのある仕事はKata(形見一郎さん)によるもの。

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オーガニック食材を扱うデリ・カフェ『beOrganic』(B1F)のインテリアは木の質感を生かしたシンプルな構成。壁面にある野菜のディスプレイや調理台と一体になったデリカウンター、半オープンのキッチンなどで、独特の活気ある雰囲気が演出されている。共用通路側の大きな木枠引戸には目線の高さにリサイクルガラスがあしらわれ、イートインのエリアにはHIDAの杉材チェア。空間にも店のコンセプトがあくまでさりげなく表現されている。インテリアデザインはイガラシデザインスタジオ(五十嵐久枝氏)。
有機野菜のサラダをメインとするメニューは極めてシンプルだが、実に納得の美味しさ。シーザーサラダのセットとローストポテトは絶品。早く東京にも出来ないものか。

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どなたがデザインしたのかは不明だが、『バカラ』(1F)のショップのシンプルで力強い空間構成も印象に残るものだった。高い天井に大きなシャンデリアが嫌味無く映える。

2007年05月05日 09:00 | trackbacks (0) | comments (0)
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