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都市とデザインと : 日比谷・渡辺力のポール時計

4/23。よみうりホールから地下鉄日比谷駅へ向かう途中で旧第一生命館(渡辺仁+松本興作設計・1938)の脇に立つポール時計を撮影。あの渡辺力氏が「私の会心作」(『素描・渡辺力』より/建築家会館・1995)と言ってはばからない名デザイン。1972年の作品。

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直立するコールテン鋼の支柱に正円形の文字盤がふたつ角度を違えて取付けられている。12時の部分で赤いランプが控えめに点滅を繰り返す。

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実に素っ気ないデザイン。それでいて、その存在には隣接する石張りのビルの重厚な意匠に勝るとも劣らない強さがある。

ピンと背筋を伸ばして、いかにもそこに居るのが当たり前、といった風情で街角に静かに佇む様が印象的だ。

渡辺力展/前川国男展(Jan. 30, 2006)
渡辺力の言葉(Sep. 20, 2005)
渡辺力展・METROCS(Apr. 12, 2005)

2006年04月27日 03:00 | trackbacks (0) | comments (0)
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