
love the lifeの最新作・代官山のバー『dcb』の完成写真をアップしました。worksからご覧下さい。フォトグラファーはお馴染みの佐藤振一さん。

『dcb』があるのは渋谷区・代官山駅入口交差点からすぐそばの小さなビル(1985年築)の地下2階です。立地的にはまさしく絶好ですが、細い階段からのアプローチしか無い50平米弱のスペースはもともとオフィス用に設けられたもので、設備的な条件は決して恵まれたものではありませんでした。資材の搬入にも工夫が必要となるため、こうした店舗区画ではどうしても目に見えない部分での工事金額が膨らんでしまいます。私たちはバーとして機能しうる最低限の要素の構成のみによって成立する空間を提案することにしました。
余分なディテールや質感を排除するため、店内中央に据えられた長さ5mのバーカウンターは一枚の白い紙のように薄くフラットなものでなくてはなりませんでした。サイズの大きな部材は現場に入らないので、カウンター面には溶接による一体化が可能なトップトーンが用いられました。カウンター面と対称に向かい合う位置には同サイズの天井を吊るし、その二つの面を挟み込む左右の壁面には、それぞれカウンターバック棚とテーブル席となる凹みの空間が配置されています。これらの要素にはほぼ同色のマットなオフホワイトのカラーリングが施され、残りの部分は建具類も含めて全て黒に近い濃紺で塗りつぶされました。
カウンターバック棚とテーブル席にはアドバンテージキセノンの間接照明が、吊天井の両側には暗く調光した小型スポットライトが12灯配置されました。控えめなライティングとその反射光がブラックアウトされた空間に白い面だけをぼんやりと浮かび上がらせると、まるで月光の下の世界のようにいささか正常な立体感を欠いた空間が現れます。また、クライアントでバーマスターの櫻岡さんからのリクエストで、カウンターバックの壁面には光量を抑えたプロジェクターからモノクロの映像が投影されると同時に、プログラム調光可能なフルカラーのLEDライティングが施されました。薄色に染まったモノクロの映像が、店内からより一層現実味を奪います。
直線とフラットな面だけで構成された空間の最奥に、私たちはひとつだけゆるやかなカーブを描くステンレスパイプを置きました。もちろん構造とは無関係な造作ですが、その配置によってカウンターと吊天井の重力から切り離されたような印象はさらに強調されます。
ステンレスパイプの弧は月の暗喩であったように記憶していますが、今思えば何か別の考えがあったような気もします。ともかく、機会があればぜひお店を訪れて、実際にご覧になってみて頂ければ幸いです。マスター・櫻岡さんのつくるカクテルはお世辞抜きで最高ですよ。
施工はイカハタの清原さんと谷川さん。清原さんにはディテールの設計面でもずいぶんと助けていただきました。ライティングについてはコイズミ照明の鈴木さんにアドバイスをいただきました。厨房機器はホシザキの川田さん。セミオーダーのバースツールはキノシタの西村さん。皆様お疲れさまでした。感謝です。
dcb(ディー・シー・ビー)/東京都渋谷区猿楽町23-5-B2F
03-3770-0919/18:00-深夜/不定休
I am really touched by your design. You had created the best out from the limited area. Cheers !!
I like the the relections of colors on the whites.. and the monochromic picture from the projectors which is controled by lights ... that is really brilliant.
Again, thank you so much for sharing your beautiful design with us...
Dear Ms.Teoh,
Thank you for the comment.
This good bar was completed thanks to the cooperation of various people. The above all importance is that Mr. Sakuraoka's (client & master of this bar) service is wonderful.
We put respect and recommend 'dcb'.