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暮らしの道具たち : 稲荷町・宮川刷毛ブラシ製作所

11/14。近所で生活物資調達の途中、『宮川刷毛ブラシ製作所』に立ち寄った。江戸刷毛の技能をベースに様々なブラシを製作し、販売も行う「現代の名工」の店。場所は地下鉄稲荷町駅そばの浅草通り沿い。

二間半ほどの間口のガラス張りの店構えを通して、中の様子は通りからもよく見える。左右の壁には商品の刷毛やブラシがずらり。フロアの右手から奥にかけての板間には作業台が置かれており、工具やパーツが散らばっているところを見ると、日常的に実演販売が行われているようだ。この時はたまたま店先に誰も居ない様子だったが、営業中ではあるようなので自動ドアからお邪魔すると、ピンポーンと呼び鈴が鳴って、左手の暖簾から職人の宮川ツヤ子氏が出て来て下さった。
ボディブラシを拝見したい旨をお伝えしたところ、紙箱を示し「今はこれだけですが」とのこと。ひとつひとつ取り出していただきつつ説明を伺った。「これだけ」とは仰るが、サイズと形状だけで5種類、木部やブラシの材質にもバリエーションがあり、それぞれ微妙につくりも違う。さらにはフルオーダーでの製作にも対応いただけるとのこと。なるほど、これが手作りってことなんだな、と感慨を覚えた。

071114_miyagawabrush01.jpg

中柄(30cm)でブラシが柔らかめのタイプを購入(裏側の写真)。直線的な形状とシンプルな面取。なかなかの男前だ。みっちりと詰まったブラシの肌触りは、機械製の市販品にはまず望めないもの。これが実に具合がいい。

宮川刷毛ブラシ製作所/東京都台東区元浅草2-10‐14
03-3844-5025/Weblog

今度はぜひコレ買おう。

2007年12月01日 17:00 | trackbacks (0) | comments (0)
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