
love the lifeの最新作、『谷の家』の完成写真をアップしました。建築作品としては『つかさクリニック』に続いてふたつめ。自分でも意外なのですが、住宅をハコからまるごとデザインしたのは初めてです。worksからご覧下さい。フォトグラファーはお馴染みの佐藤振一さん。

『谷の家』があるのは都内港区の高級住宅地です。クリエイティブプロダクション社長の住まいとアトリエ、さらにはミーティングスペースとストレージを兼ねるため、計画には通常であれば一世帯が生活するための住宅建築にはまず必要無さそうな機能を限られた予算の中で数多く盛り込むことが求められました。おのずと建物の規模は大きくなり、敷地の残りは少なくなります。
私たちは各フロア(地上3階・地下1階)の機能と動線を整理し、鉄骨造の建物本体を単純なガルバリウム鋼板の直方体にまとめました。そして敷地の残りを道路境界線に沿って高さ7mの大和張りの木塀で囲うと、建物と塀との間にまるで谷底のような空間が現れました。
私たちは“谷”に面した建物本体の南側を全面開口部とし、さらに各フロアから“谷”へ張り出すようなかたちでテラスや小さな庭を設けました。また、来客用のエントランスとプライベート用のエントランスを別にする必要があったため、木塀の中央にRC造の階段室を嵌め込み、そこから2階のプライベート用エントランスへとブリッジを繋げました。こうして“谷”には多層に渡る複雑な構造が与えられました。
“谷”からは各フロアの特徴的なインテリアを、大きなアルミサッシのガラスを通してさながらショーケースの前を歩くように様々な角度から伺うことができます。各フロアから見える“谷”の各所の眺めは、時刻や天候とともにその表情を変えてゆきます。“谷”とインテリアの狭間にあって、建物の印象は極めて希薄なものとなります。陽と人との豊かな営みが、この家の風景の全てです。
施工は大同ハウジングの林さんと船津さん。1階の主要なインテリアの施工は木ごころの飛澤さんと渡辺さんと本城さんと山口さん。美しいドラセナを植えて下さったのはSHIZENの島田さんと馬口さん。特注の照明機器はコイズミ照明の鈴木さんと藤田さん。皆様お疲れさまでした。
Works から写真を 楽しい見ています。
デザインは とても 面白い です。
I like the feel of the 'valley'.
I can see all your hard work in this project.
Tremendously cool!! Cheers.
>テオさん
We are glad of your liking this work.
とても疲れましたが、今は満足しています。
なんともお疲れ様でした。
竣工写真を拝見して、いろいろ印象はあるのですが
なんと言っても4つ丸の照明と階段手すりのインパクトが忘れ難いです。
中庭の上の方にある庇も好きです。この庭、楽しそうですね。
>yokoさん
階段の手摺は簡単なつくりのわりにはなかなかいい感じにまとまりました。庭は結局木を二本植えただけであとはご自由に、と言うことになったんですが、結構楽しんでいじって下さっている様子で良かったなと思ってます。