life
life of "love the life"

update info, 仕事してるんです : 阿佐谷銘茶楽山新店・完成写真アップ

love the lifeの最新作『阿佐谷銘茶楽山新店』の完成写真をアップしました。worksからご覧下さい。フォトグラファーは佐藤振一さん。

080601_asagayarakuzan.jpg

『阿佐谷銘茶楽山』は日本茶と海苔の製造販売を長年手掛け、JR阿佐ヶ谷駅にほど近い低層商業ビルの一角に店舗を構えていました。今回私たちが手掛けたのは、同駅北口そばのちいさな商店街沿いにある店舗付き住宅に計画された『新店』の内外装デザインです。近隣には煎餅店、米穀店、和菓子の有名店『うさぎや』など古くからの生活に密着した店舗が多く、新店の場所でも過去に精肉店、美容院、電気工事店などが営まれていました。築後50年以上を経た木造2階の建物はもともと長屋の一部で、左右の壁には隣接部を切断して土壁とトタン板で塞いだ様子が見て取れます。

2月半ば、新店の責任者である『阿佐谷銘茶楽山』二代目・古川貴則さんに案内されて訪れた26平米ほどの空間の印象は、私たちが2000年からの5年間を過ごした大田区のアトリエを彷彿させました。やはり商店街の店舗付き住宅であったあの場所は、かつて日本茶店として使われていたことがあると当時近所の方から聞きかじった話が思い出されました。目の前の現実的な要件と、不思議に重なる個人的な記憶を整理しながら、私たちは少しずつデザインを進めてゆきました。

駅からの人の流れを自然に受け止めるために、ここでは敢えて不整形な平面プランが採用されました。エントランスの木製サッシは道路に対して斜めに配置され、そのラインにブーメラン型のカウンターショーケースが呼応します。区画左右の内装造作は道路側から奥へとゆくに連れて間口を狭めるよう構成されています。エントランスゲート前面での造作の厚みはほぼゼロとなり、最大限に開放的な店構えが実現されます。その分、道路側の商品棚は幅の狭いものとなりますが、もとより奥行きの小さな商品の多い日本茶、海苔販売店においてはさほど問題ではありません。むしろ商品ディスプレイに多様性をもたらし、訪れる人の視線を店内奥へと自然に導く効果を生む合理的なプランニングであると言えます。

天井面には30cm余りの段差が設けられています。カウンターショーケースと給茶レジカウンターの連なる区画右側の造作は栓(セン)柾目の練り付けで仕上げ、天井レベルはエントランスの引戸の高さに合わせて低く抑えました。一方、主要な客動線である区画左側には2.6mの天井レベルを確保し、全面をバナナ繊維壁紙張りとしました。素材の異なる左右のエリアが間接照明を介して上下に重なり、平面を支配する斜めのラインと相まって、簡潔な折り紙を思わせる空間が立ち現れます。商品棚手前、バックヤード間仕切りの角、商品棚奥にはそれぞれ直径や長さの違うステンレスパイプが高低差をもって配置され、店内に破調のリズムを与えます。客動線の突き当たりに設けられたタペストリーミラー(サンドブラスト+フッ酸処理によって表面に均一な曇りを施された鏡)は、店内の様子を掛け軸状に切り取られた淡色の移ろいへと変換します。

カウンターショーケース内側のバックカウンターと吊戸棚の間に残った横長の壁は、ゆるやかな円弧で二分されており、各面に堀切健治氏の手で表情の異なる左官仕上げが施されています。そこには『阿佐谷銘茶楽山』オリジナルの日本茶を産する静岡の地から望む富士の裾野の光景が暗示されています。

施工担当はイカハタの清原さん、竹内さんと武田さん。準備期間の少ない中で質の高い施工を手掛けていただけたことを心より感謝します。ライティングデザインに協力して下さったのはmuse-Dの八木さん。皆様お疲れさまでした。そして、様々なデザイン上の試みを喜んで受け入れ、スケジュールの遅れを飲み込んで下さったクライアントの古川さんに敬意と感謝を表します。この店を起点に、新しい時代に通用する「町のお茶屋」のスタンダードを完成して下さることを願っています。

阿佐谷銘茶楽山新店/東京都杉並区阿佐谷北1-3-6
03-3330-0210/9:00-19:00/土休

June 10, 2008 10:00 AM | trackbacks (0) | comments (2)

update info, 仕事してるんです : alternative・完成写真アップ

love the lifeの最新作『alternative』の完成写真をアップしました。worksからご覧下さい。フォトグラファーは佐藤振一さん。

071119_alternative.jpg

『alternative』(オルタナティブ)は、「和食」を「日本人が発想する料理」と再解釈し、現代的でユニバーサルな視点から創作されるユニークな料理を提供するレストランです。場所は東急自由が丘駅から歩いて12、3分の距離にある学園通りに面した築20数年のちいさなテナントビルの2Fです。近隣の多くは住宅地ですが、古くは『シェルガーデン(ザ・ガーデン自由が丘)』、新しいところでは『モンサンクレール』などの有名店に代表されるこの地域は自由が丘市街の北のエッジでもあります。

地上からのアプローチは専用階段ひとつだけで、100平米ほどの店舗区画には通りに面した開口部がほとんどありません。設計前にここを視察した際、特に印象的だったのは建物の南東側角に設けられたサンルームから差し込む穏やかな自然光でした。私たちはこの光を手がかりに、周辺の浮ついた雰囲気とは無縁の特別な場所をデザインすることは可能かもしれないと考えました。2004年に国立近代美術館で見た『松島図屏風』(尾形光琳)の波間の表現、あるいは絵巻の場面転換に用いられる霞の表現のようなものが、ぼんやりと頭に浮かびました。それはおそらく金地、銀地の鈍い光に包まれた「濃密な余白」のイメージだったように思います。

フロアは2つのレベルに分かれており、店舗区画のちょうど中央に50cmほどの段差がありました。私たちは既設のエントランスドアに面した西側のフロアにレセプションとキッチンを、サンルームとひと繋がりになった東側のフロアに客席を単純に割り当てました。客席東面と北面の壁沿いにはベンチシートを配置し、テーブルとチェアを含むそれぞれの領域をタペストリー加工(サンドブラスト+フッ酸処理)を施した強化ガラスのパーティションで曖昧に分けました。サンルームと客席の境にあった袖壁もまたパーティションと同サイズのタペストリーミラー張りとし、空間の連続性を強調しています。ベンチシートの背から天井までの壁面には上下で光源の異なる間接照明を施し、パーティションの配置とは無関係に客席全体をカバーする鍵型の光の面を構成しました。

客席の壁面とレセプションにかけての動線上には、緩やかなカーブを描くヘアライン加工のステンレスパイプをいくつか配置しました。階段状のディスプレイ台と円弧状にくり抜かれた天板を持つレセプションカウンターには一体的な艶消しの黒いボリュームを与え、茶釜とドリンクサーブのための設備、レジスターなどの機能を埋め込みました。これらの要素には『松島図屏風』のモチーフである波と岩場が、より抽象的なイメージとして引用されています。

オーナーシェフの渡辺佳則さんは和食のみならず様々な料理店の厨房を担当された経験豊かな人物で、『バワリーキッチン』や『ロータス』の立ち上げ時のチーフシェフでもあります。オープンキッチンで実に機敏に、いかにも楽しげに、たくさんの料理を魔法のようにつくり出す長髪のシェフを『ロータス』のカウンター席から「カッコいいなあ」と眺めていたのはもう7年も前です。その後長らく姿を見なかったそのシェフ、渡辺さんと昨年になってお会いし、オーナーとして取り組まれる初のレストランをデザインさせていただくことになるとは、まったく思いも寄りませんでした。縁は異なもの、です。

『alternative』の料理の素晴らしさは私たちが補償するまでもありません。果たして、その空間が当初の意図通りの「濃密な余白」として渡辺さんのクリエイションをより引き立てることに成功しているかどうかについては、ぜひ実際に訪れて確かめていただければ幸いです。

施工担当はイカハタの清原さん。万全なるサポートに心より感謝いたします。クールなグラフィックワークを一手に引き受けて下さったのはアラタメさん。ライティングデザインに関する協力と、LEDライティングの設計を手がけて下さったのはmuse-Dの鈴木さんと八木さん。キッチンのステンレス造作と厨房機器を手配して下さったのはホシザキの川田さんとウチダステンレス工業さん。ベンチシートとテーブルとチェアの製作はキノシタの西村さん。皆様大変お疲れさまでした。

alternative(オルタナティブ)/東京都目黒区自由が丘 2-3-16-2F
03-3725-6730/12:00-14:00,18:00-23:00(LO21:30)/日祝休

November 20, 2007 2:00 PM | trackbacks (0) | comments (2)

update info, 仕事してるんです : studio graphia・完成写真アップ

love the lifeの最新作『studio graphia 丸の内店』の完成写真をアップしました。worksからご覧下さい。フォトグラファーは佐藤振一さん。

070507_studiographia.jpg

『studio graphia 丸の内店』を運営するマークスは1986年にエディトリアルデザイン会社としてはじまり、その後ステーショナリー製造を開始。現在関東圏を中心にいくつかの直営店を展開しており、特にこの店では自社製品に加えてバッグ、時計、書籍など、ユニセックスなテイストを持つデザイン性の高い商品が幅広く扱われています。

私たちはクライアントが主として紙製品と、紙を媒体とするクリエイティブワークを扱う企業であることに着目しました。紙の主原料は木材チップからなるパルプであり、木材は山林から生まれます。私たちはプランを進める上で、先ず最初に店の最奥を壁一面の雛壇什器とすることを決めました。その形状とスケールには山林の姿が暗示され、その配置によって店は共用通路に対する明確な正面性を得ます。

店内は向かって左側の白い空間と、右側のダークグレーの空間とに大きく二分されています。左側には間接光を多用することで茫洋としたひろがりを与え、右側には逆に陰影を強調するライティングを施しました。また、双方の空間にはスチールパイプにクロームメッキを施した折線形の造作が、それぞれに異なる姿で配置されています。これと言った機能を持たないふたつの造作がスクエアな空間に破調をもたらしながら互いに向かい合う構図は、俵屋宗達の画として多くの人々に記憶される風神雷神図屏風(1600年代初頭)の二曲一双の姿を参照したものです。それらはまさに山林を取り巻く万象の寓意に他なりません。

この店の空間に根ざした感性は、ユニバーサルであると同時に極めて日本的であると言えます。その象徴性は様々な商品が並べられ多くの人々が訪れることでより一層強さを増すでしょう。やがてこの店が、丸の内のちいさな遊山の場として記憶されることを心から願っています。

施工はCAリーディングの田代さんと米澤さんと藤倉さん。長引く現場をへこたれずにおつき合い下さったことに心から感謝致します。次回があれば、さらに良いものができるようお互い頑張りましょう。

studio graphia 丸の内店/東京都千代田区丸の内1-5-1新丸の内ビルディング4F
03-3211-5301/11:00-21:00(日-20:00)/無休

May 27, 2007 9:00 PM | trackbacks (0) | comments (0)

update info, 仕事してるんです : MOTTAINAI津島・完成写真アップ

love the lifeの最新作『MOTTAINAI津島』(MOTTAINAIショップ)の完成写真をアップしました。worksからご覧下さい。フォトグラファーは佐藤振一さん。

070522_mottainaitsushima.jpg

『MOTTAINAI津島』は伊藤忠商事や毎日新聞社などが展開するMOTTAINAIブランドの実験店舗で、愛知県・ヨシヅヤ津島本店1Fのイーストコートと呼ばれる三層吹抜の空間に仮設されています。会計処理は近接するお客様センターで行い、店内にレジや事務設備はありません。機能的に商品ディスプレイと少量のストックだけしか必要とされないため、形式的としては物販店舗よりパビリオンに近いプロジェクトであると言えます。

正直なところ、MOTTAINAIブランドについて当初私たちは流行りもの的いかがわしさを感じていました。現状を伺うと、商品のボリュームもそのデザインやコンセプトの統一性も、ブランドとしてはまだまだ貧弱であると言わざるを得ません。しかし、伊藤忠商事のプロジェクトリーダー・高津正男さんはものづくりへのこだわりと誠実さを持った魅力的な人物でした。私たちは「高津さんの店」をデザインすることは可能かもしれないと考えました。

具体的にMOTTAINAIのコンセプトを空間として表現する上で、リサイクル素材を用いることは必ずしも重要ではありません。リサイクルそれ自体が過大なエネルギーを要する場合があることは周知の事実です。循環型社会の構築への貢献を目指すMOTTAINAIブランドの理念において、3R(Recycle, Reuse, Reduce)は主たる方便ではあっても目的ではありません。
むしろ積極的に消費を促すことによって、新たな循環が生み出される素材が私たちの身近に存在します。そのひとつが国産の森林資源です。古来より木曽、伊勢にほど近い尾張の要衝であった津島湊ゆかりの素材として私たちは国産の桧を選び、かつ従来有効活用されることの少ない部材でほぼ全ての造作を構成することにしました。また、そのデザインには今後のブランディングを牽引するアイコンとしての力強さが必要でした。

店舗の外形にはフレームとフロアとディスプレイウォールによって、設置面積の22.5平米を3mの高さに立ち上げた直方体のボリュームがそのまま示されています。什器についてはディスプレイウォールと正面通路側のローステージ、そしてフロア中央に並んだ丸テーブル、とエリアごとに大別される至ってシンプルな構成としました。
主構造であるフレームの素材は桧の節有120mm角材で、上面はランダムな梁組となっています。フロアとディスプレイウォールは木曽桧の節有材によるフローリング張りとしました。什器類に用いたエスウッドは岐阜産桧の間伐材チップを原料とする木質ボードです。ディスプレイウォールに付属したローステージの上面はガラス張りで、その内部には千葉産桧の残材チップが敷き詰められています。
各造作のデザインには雨や水たまり、木々の枝や幹の暗喩を込めました。ディスプレイウォールまわりの間接照明と、フレーム上部からのアーム式ライトがそれらを象徴的に照らし、また影を落とします。これらは総体として森の自然環境を、ひいては循環型社会を寓意的に表しています。

始動からオープンまで2ヶ月半と極めて時間の限られた中でのプロジェクトではありましたが、幸い完成形は写真の通り満足のゆくものとなりました。ただし商品ディスプレイや店舗運営については今のところまだまだ上手く行っているとは言えません。この実験店舗が意味ある一歩であったかどうか、その答えは今後のMOTTAINAIブランドの展開が物語ることでしょう。

施工はCAリーディングの下山田さんと山本さんと藤倉さん。粘り腰と見事なラストスパートで良いものに仕上げて下さいました。プロデューサーは伊藤忠商事の高津さん。そのタフネスに心から敬服します。ライティングデザインはmuse-Dの鈴木さんと八木さん。皆様、ひとまずお疲れさまでした。

MOTTAINAI津島/愛知県津島市大字津島字北新開351ヨシヅヤ津島本店1F
10:00-21:00/不定休

May 25, 2007 6:00 AM | trackbacks (0) | comments (4)

update info : profileをアップデート

profileのページを地味にアップデートしました。今頃になってスタイルシートを導入したりして結構疲れました。。。英文の記述とか、おかしなところがあったら教えていただけると嬉しいです。

January 11, 2007 5:00 AM | trackbacks (0) | comments (2)

update info, 仕事してるんです : 井筒屋・完成写真アップ

love the lifeの最新作・小田原の工芸品店『井筒屋』の完成写真をアップしました。worksからご覧下さい。フォトグラファーは佐藤振一さん。

060915_itsutsuya.jpg

『井筒屋』は昭和初期創業の工芸品店です。もとは漆器専門店でしたが、現在は和陶器や当地名産の寄木細工などの扱いも多く、漆器の割合は商品全体の半数程度となっています。築後20数年を経た鉄骨造3F建ての小さなビル地上階のうち、69.4平米ほどを占める店舗スペースの改装が私たちに依頼されました。
小田原市内では、近年新しい駅ビルや郊外型の大型商業施設の完成に伴って、旧市街地の空洞化が進みつつあります。『井筒屋』があるのは小田原駅東口から海に向かって延びる中央通りの中ほど。旧市街地のど真ん中です。またこのエリアは現在市が作成を進めている地域生活と観光の拠点づくりのプランにおいてもちょうど中心部にあたります。

当初は予算の面から部分的な改装にとどめることも考慮しましたが、商品構成の大幅な変化や照明・空調など設備面の老朽化への対応も含め、先ずは思い切った提案を作成することにしました。私たちが念頭に置いたのは、通りと一体となって機能し、地域を訪れた人々の回遊を活性化するような店舗をデザインすることでした。そこには単なる透明性以上のものが必要でした。
売場のプランニングは、フロアに高さのある中央什器を置かないこと、各エリアごとに形態の大きく異なる什器を作り付けることをルールに決定してゆきました。什器とその上部の天井造作にはそれぞれに高低差をつけ、店内を移動するごとに変化のあるパースペクティブが感じられるようにしています。カラーリングや素材感については内装仕上げも含めて、オフホワイトのAEP塗装またはメラミン化粧板と、OSBに限定しました。シンプルなボリュームの構成による空間の印象は、いかにも明朗でニュートラルなものですが、こうしたプランニングのやり方そのものは実のところ書院の発想に似ています。

各エリアの造作は控えめながらもそれぞれに特徴的な「地」となり、商品を「図」として浮かび上がらせます。全体の様子がフロアのどこからも見渡せるレイアウトは、時節ごとの自由で大胆なディスプレイと、今後の商品構成の変化への対応を可能にします。
エントランス正面にあるテーブル什器上の天井造作には、城下町の記号であり、クライアントの家紋でもある梅の模様をパターン抜きし、その内側にだけ紅梅を思わせるピンクをあしらっています。クローム色のスチールパイプを並べたパーティションは、動線をさりげなく制御すると同時に、目に天気雨のようなきらめきを感じさせます。

これらのアイデアは幸いクライアントの岡部さんご夫妻に気に入っていただき、最終的には売場の全面改装が実現しました。当初はビル外観全体の改装と、自動ドアや既存サッシの解体を含む店舗ファサードの全面リニューアルも計画しましたが、さすがにそこまでは無理でした。
もとはアンバー色だった既存サッシのフレームは、内装に合わせたオフホワイトのシート材で覆われました。腰の部分と上部のガラス欄間にも白く染色した檜材が被せられ、通りからの視線を直接商品へと導く効果をあげています。外から内へ、そして内から外へと浸透するような「街に開かれた書院」がこうしてかたちになりました。

施工はイカハタの清原さんと重本さんと長田さん。窓際にある特注のペンダントライトの設計・制作はマックスレイの宮野さんと川口さん。植栽は小林ガーデンの小林さん。皆様、大変お疲れさまです。ありがとうございました。岡部さんご家族が地域とともに健やかに過ごされることを心から願っています。

井筒屋(いつつや)/神奈川県小田原市本町2-1-39/0465-22-3049
10:00-18:30/水休

September 15, 2006 2:00 PM | trackbacks (0) | comments (0)

update info : MTバージョンアップ

ここのところあまりにもコメントスパムが多くて辟易していたため、今更ながらMovable Typeをスパムフィルター機能の付いた3.2-ja-2へバージョンアップしてみました。うまくゆくといいな。

しかし個別エントリーのアドレスが全部変わっちゃったのは痛い。エントリーから別のエントリーへリンクしてあることがわりと多いので、いちいちリンク設定をしなおさなくちゃなりません。こりゃ大変だ。。。
時間を見つけて地道に直してゆきますので、しばらくの間デッドリンクには目をつぶっていただけましたら幸いです。また、ここんとこなんかおかしいよ、みたいなご報告もお待ちしています。どうぞよろしくお願いします。

(5/21追記)RSSのURLも変わってるみたいです。あらま。
http://www.lovethelife.org/life/atom.xml

May 19, 2006 4:58 AM | trackbacks (0) | comments (3)

update info, 仕事してるんです : dcb・完成写真アップ

love the lifeの最新作・代官山のバー『dcb』の完成写真をアップしました。worksからご覧下さい。フォトグラファーはお馴染みの佐藤振一さん。

060426_dcb.jpg

『dcb』があるのは渋谷区・代官山駅入口交差点からすぐそばの小さなビル(1985年築)の地下2階です。立地的にはまさしく絶好ですが、細い階段からのアプローチしか無い50平米弱のスペースはもともとオフィス用に設けられたもので、設備的な条件は決して恵まれたものではありませんでした。資材の搬入にも工夫が必要となるため、こうした店舗区画ではどうしても目に見えない部分での工事金額が膨らんでしまいます。私たちはバーとして機能しうる最低限の要素の構成のみによって成立する空間を提案することにしました。

余分なディテールや質感を排除するため、店内中央に据えられた長さ5mのバーカウンターは一枚の白い紙のように薄くフラットなものでなくてはなりませんでした。サイズの大きな部材は現場に入らないので、カウンター面には溶接による一体化が可能なトップトーンが用いられました。カウンター面と対称に向かい合う位置には同サイズの天井を吊るし、その二つの面を挟み込む左右の壁面には、それぞれカウンターバック棚とテーブル席となる凹みの空間が配置されています。これらの要素にはほぼ同色のマットなオフホワイトのカラーリングが施され、残りの部分は建具類も含めて全て黒に近い濃紺で塗りつぶされました。

カウンターバック棚とテーブル席にはアドバンテージキセノンの間接照明が、吊天井の両側には暗く調光した小型スポットライトが12灯配置されました。控えめなライティングとその反射光がブラックアウトされた空間に白い面だけをぼんやりと浮かび上がらせると、まるで月光の下の世界のようにいささか正常な立体感を欠いた空間が現れます。また、クライアントでバーマスターの櫻岡さんからのリクエストで、カウンターバックの壁面には光量を抑えたプロジェクターからモノクロの映像が投影されると同時に、プログラム調光可能なフルカラーのLEDライティングが施されました。薄色に染まったモノクロの映像が、店内からより一層現実味を奪います。

直線とフラットな面だけで構成された空間の最奥に、私たちはひとつだけゆるやかなカーブを描くステンレスパイプを置きました。もちろん構造とは無関係な造作ですが、その配置によってカウンターと吊天井の重力から切り離されたような印象はさらに強調されます。

ステンレスパイプの弧は月の暗喩であったように記憶していますが、今思えば何か別の考えがあったような気もします。ともかく、機会があればぜひお店を訪れて、実際にご覧になってみて頂ければ幸いです。マスター・櫻岡さんのつくるカクテルはお世辞抜きで最高ですよ。

施工はイカハタの清原さんと谷川さん。清原さんにはディテールの設計面でもずいぶんと助けていただきました。ライティングについてはコイズミ照明の鈴木さんにアドバイスをいただきました。厨房機器はホシザキの川田さん。セミオーダーのバースツールはキノシタの西村さん。皆様お疲れさまでした。感謝です。

dcb(ディー・シー・ビー)/東京都渋谷区猿楽町23-5-B2F
03-3770-0919/18:00-深夜/不定休

April 26, 2006 4:00 AM | trackbacks (0) | comments (2)

update info, 仕事してるんです : 谷の家・完成写真アップ

love the lifeの最新作、『谷の家』の完成写真をアップしました。建築作品としては『つかさクリニック』に続いてふたつめ。自分でも意外なのですが、住宅をハコからまるごとデザインしたのは初めてです。worksからご覧下さい。フォトグラファーはお馴染みの佐藤振一さん。

060407_hov.jpg

『谷の家』があるのは都内港区の高級住宅地です。クリエイティブプロダクション社長の住まいとアトリエ、さらにはミーティングスペースとストレージを兼ねるため、計画には通常であれば一世帯が生活するための住宅建築にはまず必要無さそうな機能を限られた予算の中で数多く盛り込むことが求められました。おのずと建物の規模は大きくなり、敷地の残りは少なくなります。
私たちは各フロア(地上3階・地下1階)の機能と動線を整理し、鉄骨造の建物本体を単純なガルバリウム鋼板の直方体にまとめました。そして敷地の残りを道路境界線に沿って高さ7mの大和張りの木塀で囲うと、建物と塀との間にまるで谷底のような空間が現れました。

私たちは“谷”に面した建物本体の南側を全面開口部とし、さらに各フロアから“谷”へ張り出すようなかたちでテラスや小さな庭を設けました。また、来客用のエントランスとプライベート用のエントランスを別にする必要があったため、木塀の中央にRC造の階段室を嵌め込み、そこから2階のプライベート用エントランスへとブリッジを繋げました。こうして“谷”には多層に渡る複雑な構造が与えられました。

“谷”からは各フロアの特徴的なインテリアを、大きなアルミサッシのガラスを通してさながらショーケースの前を歩くように様々な角度から伺うことができます。各フロアから見える“谷”の各所の眺めは、時刻や天候とともにその表情を変えてゆきます。“谷”とインテリアの狭間にあって、建物の印象は極めて希薄なものとなります。陽と人との豊かな営みが、この家の風景の全てです。

施工は大同ハウジングの林さんと船津さん。1階の主要なインテリアの施工は木ごころの飛澤さんと渡辺さんと本城さんと山口さん。美しいドラセナを植えて下さったのはSHIZENの島田さんと馬口さん。特注の照明機器はコイズミ照明の鈴木さんと藤田さん。皆様お疲れさまでした。

April 7, 2006 9:00 PM | trackbacks (0) | comments (5)

update info, 仕事してるんです : 夢組新松戸・完成写真アップ

love the lifeの最新作・松戸のプリン屋さん『夢組新松戸駅前店』の完成写真をアップしました。worksからご覧下さい。フォトグラファーはお馴染みの佐藤振一さん。

051224_yumegumi.jpg

『夢組新松戸駅前店』はJR新松戸駅からすぐの古いビジネスホテルの1Fにあります。ホテルと言ってもその低層階にはインターネットカフェやダイニングバー、中国整体、ゴルフ練習場などが入居し、ほぼ雑居ビルと言った様相を呈しています。周辺はけやき通りと呼ばれる整備道と駅前ロータリー、さらには流山電鉄(ローカル鉄道)の線路と坂川の支流とがろくに信号も無いような状態で交錯した環境で、どちらを向いてもなんともまあカオティックな状況。店舗区画はもともとビルの共用階段下だった10平米弱の場所をテナント貸しできるようにしたもので、以前は銀行ATMとして使用されていました。

とにかくお金も時間も無いプロジェクトだったため、私たちは既存の条件をなるべくそのまま受け入れ、最低限の仕事だけを行うことにしました。この店を区画する網入りガラスのサッシ、金庫のようなステンレスの扉や自動ドア、ボーダー型の行灯看板やエアコンなどはATMからそのまま引き継がれています。あとはフロアをショップとバックヤードに2分割する間仕切りを立て、エアコンを覆うルーバー造作を取付け、階段下の段差を下がり天井で吸収すると同時に空きスペースにダウンライトを埋め込み、ショップの中央に冷蔵ショーケースを置いたらほぼ完成です。

私たちは最後にガラス面と白い壁面、そして天井面と床面に幅25mmの赤いラインを2本描きました。それらは互いに空間の2点で直交するように配置されています。2、3人も訪れれば満員の小さなショップは、夕刻になるとまるでリボンの掛かった透明なギフトボックスのような姿を雑踏に浮かび上がらせます。

施工は木ごころの飛澤さんと本城さんと山口さん。電気工事はVKサービス・林さん。冷蔵ショーケースはダイヤ冷ケース・大熊さん。特注のペンダントライトは小泉産業・鈴木さん。皆様お疲れさまでした。

夢組新松戸駅前店/千葉県松戸市新松戸2-121-1F/047-345-0051
12:00-17:00(売り切御免)/第2日と翌日休

December 24, 2005 1:59 AM | trackbacks (0) | comments (0)

update info : とりあえず

全部消しちゃいました。一応バックアップは取ったので、時間のあるときに地道に再アップします。

ついでにMoveble Typeをバージョンアップ。ひとまずこれで万事上手く行くといいんですが。。。

December 13, 2005 5:36 AM | trackbacks (0) | comments (2)
back mail
copyright