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身体と空間の芸術 : 東京国立博物館で見たもの・2007年1月

1/2。東京国立博物館で長谷川等伯『松林図屏風』のついでに見たものをいくつか。

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もとは京都の浄瑠璃寺に所蔵されていたと言われる『十二神将立像』のうち子神。鎌倉時代、運慶派の職人の作とされる。高さは70cmくらいと小さめだが、ユーモラスなポーズといい表情といい、実に生き生きとした造形に驚かされる。頭上にちょこんと乗っかった鼠が可愛い。これが7、800年も前の作品とは。フィギュアに懸ける日本人の情熱と感性はこの頃から変わってないんだな。

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江戸後期の古伊万里『染付鼠に大根図菊形皿』。大胆な構図。ぼかしの使い方もいい。

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江戸後期の袱紗『紺地鼠に大根模様』。金糸をふんだんに使ったなんとも贅沢で御目出度い図。

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教科書でお馴染み、青森県つがる市木造亀ヶ岡出土の土偶。イヌイットと日本人の関連を思わせるいわゆる遮光器土偶。縄文時代。

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これまたお馴染み、縄文時代の『火焔土器』。新潟県長岡市馬高で出土したと言われるもの。実際に見ると、なんとも凄い造形だ。直径は50cm弱だが、サイズ以上の迫力を発散している。

2008年02月04日 10:00 | trackbacks (0) | comments (0)
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