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食べたり飲んだり : 大阪・きじ新梅田食道街店

6/25。天満天神繁昌亭の当日券を取り損ねた後、空港バス乗場近くに荷物を預けに一旦梅田へ移動。ついでに遅めの昼食を摂ることにした。向かったのは新梅田食堂街奥のお好み焼き店『きじ』新梅田食道街店。訪れるのはこの日が初めて。

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新梅田食堂街があるのはJR大阪駅の東側高架下。1950年に18店舗で開業し、現在2フロアに97店舗がひしめく。「食堂街」と言っても特別なアーケードやファサードはなく、足を踏み入れると蛍光灯にこうこうと照らし出された幅も高さも2mそこそこの通路が編み目のようにひろがり、数坪ほどのちいさな店舗が延々と軒を連ねる。バラック街を計画的に作ってしまったような、ちょっと近未来SF的な空間だ。

『きじ』はこの地の奥で1954年に創業。入口のちいさな暖簾と引戸をくぐると細く急な階段。登りきったところにある店は1Fの店舗と頭上の線路との隙間に窮屈そうに挟まっている。左手に客席カウンターとキッチン、右手に4人掛けのテーブルが4台。飯時には長蛇の列のできる有名店だが、この時間は幸い空いておりすぐに席へと着くことができた。スツールの座面をパカっと開けて手荷物を中に入れ、テーブル席におさまって豚玉とスジ焼を注文。お好み焼きは出来上がりをテーブルへと運ぶスタイルで提供される。焼けるまでしばし店内をぐるぐると拝見。頭上すぐの高さにせまるヴォールト状の梁型や空調設備はいかにも古そうなもので、飴色のフィルターを一枚被せたような姿。壁だけは割合最近張り替えたようで、OSBに覆われている。

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アイドルタイムだったせいか、いつもこの調子なのかは分からないが、焼き上がりまでにはけっこうな時間がかかった。もしかすると鉄板の温度を下げているのかもしれない。コップの水を何杯もいただくと、その度にいいタイミングで注ぎ足しに来てくれるサーファーっぽい風貌の店員君の真面目な働きぶりが妙に微笑ましい。

ともあれ、満を持して登場したお好み焼きは、幾度か足を運んだことのある丸の内店同様、薄くソースのかかった見目麗しいものだった。早速いただくと、鳥ガラ出汁を含んだ生地と具との馴染み具合が実に素晴らしい。しその香りは丸の内店以上にフレッシュで、その大人びた風味とほっこりした食感の相性が独特。何と言うか、しみじみと美味いのだ。この不思議な感覚は、ロケーションの持つ力のせいだけではあるまい。

現在『きじ』の本店は梅田スカイビルへと移り、オーナーの木地氏はそちらにいらっしゃる模様。もうかれこれ12、3年は訪れていないので、どんな味だったかすっかり忘れてしまった。またの機会にはぜひ伺って、3店の味を比較してみたいものだ。

きじ新梅田食道街店/大阪府大阪市北区角田町9-20新梅田食道街
06-6361-5804/12:00-21:30/日休

2007年07月07日 06:00 | trackbacks (0) | comments (0)
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