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ちょっといい風景 : 大阪・グタイピナコテカ跡など

2012/4/7。『草間彌生 永遠の永遠の永遠』観賞後、駅へ向かう途中に『グタイピナコテカ』跡を通りかかった。

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上は中之島ダイビルのちょうど南側にあるY字路の別れ際の風景。奥に見える工事現場がもと『グタイピナコテカ』があった場所。『グタイピナコテカ』は1962年に具体美術の代表であった吉原治良(よしはらじろう)が実家所有の油蔵を改装して構えた施設。多くの前衛アーティストたちがここで展示や制作を行った。インテリアデザインに関するところでは、野井成正氏(昨年にこの場所から徒歩10分ほどの『design de >』で開かれた展覧会が記憶に新しい)が工業高校卒業後に『グタイピナコテカ』に出入りしており、向井修二氏らの制作を手伝っていたことが知られている。

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上は工事現場の仮囲い北側に取り付けられていた2枚のプレート。こちらは右のプレートのアップ。

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上は先ほどの分かれ道にあった道標。1799年に建てられたもの。こどもの背丈ほどのみかげ石に「右ハ 梅田 十そう 大仁 尼がさ紀 左り 安治川 やぐら迄十七丁程」と刻まれている。こちらはその脇にあった旧町名「宗是(そうぜ)町」とその由来を記した碑。

ちなみに北向かいの中之島ダイビル5Fには『宗是』という名のそば店がある。渡辺節設計の旧ダイビル時代からこの辺りで親しまれている食事処だそうだ。また、1-3Fの商環境デザインはinfix(間宮吉彦氏/1F『丸福珈琲』と『サトウ花店』のインテリアも)、1F『タイユアタイ/レスレストン』と3F『ヴィノテカ ポルトガリア』のインテリアデザインはJA laboratory(東潤一郎氏)が手掛けている。

2012年04月25日 23:00 | trackbacks (0) | comments (0)
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