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旅に出てきました : 11/13・ヴェネチアの店構え

11/13の続き。

ヴェネチアに来た目的は商店のショーウィンドウをリサーチすること。実際に歩いてみると、なるほど、そのディスプレイデザインとしてのレベルの高さに驚く。これもまたヒューマンスケールの街並ならではの傾向だろう。

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これは毛皮のお店。こうして半円形のカーテンで仕切られた傾斜ステージのショーウィンドウが5面ほどある。カーテンの吊元を見ると、天井からの支えがパールで装飾されている。どこまでも上質でエレガント。

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これは寝具のお店。軒のメタリックな質感が効果的な額縁となる。球形のスポットライトもいい。

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手袋のお店(写真左)。ショーウィンドウであると同時に什器でもあるディスプレイ。店内にはカウンターとストックしかない。狭い店舗区画を効率的に生かしたつくり。
写真右はマスクのお店。デザインがどうこうと言うものではないが、なにしろものすごいインパクト。怖過ぎ。

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魚介料理をメインに提供するリストランテのウィンドウディスプレイ。静物画のような美しさ。

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冷蔵ショーケースを路面にせり出して、そのまま販売カウンターにしている店も多く見かける。閉店時にはそれを引っ込めてシャッターを降ろす。上の写真はジェラート屋さん。クッキーがナメクジの角のように刺さっているのがかわいい。

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ショーウィンドウではないが、ヴェネチアではホテルの構えも独特だ。
写真左はLocande Ca Gottardiのエントランス。ガラス越しには美しくライトアップされたシンプルなオフホワイトの空間と階段(大理石の階段を切断するようなガラスの手摺の納まりが印象的)が見えるだけ。知らなければ店なのか何なのか全く分からない。
写真右はHotel Antico Dogeのエントランス。こちらもまた廊下と階段だけ。観音開きの自動ドア。壁際に並ぶ装飾がとてもセンス良く、可愛らしかった。

2005年11月27日 19:07 | trackbacks (0) | comments (0)
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