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"san-ai/ohmori primo" job diary 03/31/2000 | part 2 |
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2000年01月07日 三愛・秋山さんからプレゼンテーション前に一度新しい平面図だけ確認しておきたいとの連絡を受けて、この日、新プランをFAXで送りました。 2000年01月08日 そして送ったプランをもとに電話で打ち合わせしたところ、どういうわけか突然「こちらの考えている内容と全く違う」とか、「このペースで3月に無事オープンできるのか不安になって来た」とか、さらには『こんなことで今までデザイナーとしてよくやって来れましたねぇ』とまでののしられる始末。こんなヒドい言われようは初めてです。 こちらは昨年末の打ち合わせに沿って吟味に吟味を重ねたプランを提案しているつもりですし、作業の遅れの最大の原因は三愛側の決定の遅さなわけですから、電話口では大人しく聞いていましたが内心は怒り心頭です。 デザイナーの提案をはなから受け入れる意思の無い会社と仕事になるわけがありません。ああこのクライアントとはこれまでだな、と思いつつ、一応次回のプレゼンテーションのスケジュールを確認して電話を切りました。 こんな状況とは言え、常に最高のプランを提案するのがデザイナーの意地と言うもの。最初で最後のプレゼンテーションとなるのを覚悟で資料作成の詰めに取りかかりました。 2000年01月11日 PM3時、ラヴザライフ渾身の新プランを手に三愛・北品川オフィスへ。「今日は怒ると恐いヒトが一人で行った方がいいだろう」と言うわけで、勝野が単身臨みます。 前回の打ち合わせと電話で聞いた要望についての対応を加味しつつ、曲線を描く赤い壁と丸柱を中心とした円筒モチーフが特徴のプラン(A案)と壁面から天井へ連続する大胆なグリッドが特徴の直線的なプラン(B案)との2つの異なるデザインプランを15分くらいで手早く説明しました。 いつになく強い口調で「つっこませないぞ」オーラを放つ勝野にしばらくの沈黙が続いた後、A案について、ブティックで商品の背景となる壁面に赤い色を用いるのはどうか?との問答が始まりました。 『ウチの商品はそんなにキレイなものでは無いのでかえってよけいに汚く見えるのでは?』 『そんな状況を改善してゆかないと、私たちのようなデザイナーを起用する意味が無いでしょう。』 『。。。。。。』 『赤は三愛のコーポレートカラーです。新しい三愛に一番相応しいのがこの赤なんです。』 アジア的でもありヨーロッパ的でもある大胆な赤の色使いと、かつて銀座を象徴する存在だった三愛ビルの円筒形状をエッセンスとして空間に取り入れたA案は私たちにとって特に思い入れの強いプランなのです。『東京・銀座・三愛』。今回の改装のコンセプトとしてこれ以上必要なものが他にあるでしょうか。 |
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『そうだね!一通り聞かせてもらったけど、このA案、僕はとてもカワイイと思うな。せっかく勝野さんにお願いしているんだから、他とは違う店作りじゃないと。』 神原副事業部長が口を開きました。 『商品の並べ方だってもっとキレイに見えるやり方っていうのがあるでしょ?接客方法だってそのお店のつくりに合わせて変えて行くくらいの事が必要なんじゃないの?そうだよ。三愛はね、今のままじゃダメなんだよ。』 一同、。。。シーン。 その後も照明の事や床の施工の事などの技術的な部分で多少の応酬がありましたが、結局、神原さんが推して下さったA案を基に細かい設計についての調整作業に入って行く事になりました。
『じゃあ勝野さん、お手数ですが今後ともひとつよろしくお願いしますね。』 |
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2000年01月20日 この日は秋山さんと勝野、ヤギの3名でPRIMOのビル側の方との初めての打ち合わせ。設計内容について説明し、消防規制などについての確認を行いました。 皆さんとても好意的で、ほぼ100%、現状の設計図通りにすすめる事ができそうです。メインテナントのひとつである三愛のリニューアルに対するビル側の期待感がヒシヒシと伺われました。 2000年01月22日 秋山さんからFAX。内容は壁面什器をもう一台増やせないかというもの。最大限に詰め込むわけですね、やっぱり(笑)。了解です。 思わず苦笑いするラヴザライフでしたが、この頃は今回のプランの持つ空間性がそんな変更にはビクともしないくらい強固なものであることに確信を持っていたのですこしも悲観的になる事はありませんでした。 part 3に続きます。 |
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part 3 |
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