"kranz /shibuya dogenzaka & jimbocho" job diary 11/01/2000 part 1
04月12日
青山でちょっとした打合せの後、『Nid』でランチを食べていた時のこと。kranzプロデューサー・山田さんからケータイに電話。『渋谷でいい物件が出たんだけど一緒に見てくれない?』
PM05:00、早速現場で合流。場所はなんと道玄坂沿い、マークシティ出入口のすぐそばという超好立地!そして店舗区画は地上3F地下1Fのビルまるごと!ホントですか?!
昭和45年に建てられたと言う鉄工組の上にALCパネルを貼付けただけの超ローコスト仕様なチビッコビル。外観はシンプルそのものです。1Fではビルオーナーさんが営業する婦人服のお店が営業中でB1Fはその事務所。最近までオフィス貸ししていたという2F、3Fは現在空き状態。とりあえず中身をサクっと見せてもらってから周辺地域をグルグル視察。その後、道玄坂を挟んで向かい側にあるドトールで3時間程あーだこーだと打ち合わせ。

山田さんにとっても突然振って湧いたハナシだけに実際やるとなると人員面でも資金面でも難しいことはたくさんあるのだけれど、こんな好物件をみすみす逃してしまっては一生後悔すること間違い無し。いろいろと頭を悩ませながらも山田さんはもうすっかりやる気です。物件契約が成立するかどうかはまだビルオーナーとの交渉次第ですが、ラヴザライフとしては全面的に協力させていただくしか無いでしょう。ついにkranzメジャーロケーションに進出か?!

04月30日
渋谷が実現するとなるとこれは山田さんにとって赤坂、恵比須に続く都内3店舗目の直営店となるわけですが、一方、渋谷とは全く別にフランチャイズでkranzをやってみたい、というヒトも現れました。フランチャイズ(以下FC)というのは簡単に言うとお店のノウハウを提供して暖簾分けしてあげるかわりにその料金を支払ってもらうこと(簡単過ぎるかな?)。
こちらは神保町にいい物件があって、山田さん共々出店を具体的に検討中とのこと。この日、山田さんから電話で大体の場所を聞いて、Faxでお店の区画図をもらう。なんとビルの1、2Fの2フロアで吹抜有り!まん中に螺旋階段有り!現状では旅行会社のオフィスが営業中です。
内装自体はまだまだ綺麗な状態なので、生かせる部分は生かしつつ超ローコストに仕上げて欲しい&ゴールデンウィーク明けに物件契約したいのでそれまでにラフ案を出して欲しいとのこと。

その辺についてはゼンゼン問題無しなのですが、気になるのはこの物件をFCオーナーに紹介した不動産屋さんが付合のある設計事務所を引っ張って来て『設計施工までやらせてくれないか?』と言って来ているということ。ええーーー。それってウチとコンペみたくなるってことですか???ラヴザライフはプレゼン料を明示してくれないコンペは一切お断りなんですけど。
山田さんがプレゼン料を払ってくれるそうなので一応仕事は進めることにしましたが、この仕事は慎重に進めた方が良さそうです。うーん渋谷についてはやる気満々なんだけどなー。。。

05月02日
勝野とヤギで神保町の現場を視察。場所は専大通りと呼ばれる大きな道路に面した綺麗なオフィスビルの1Fです。正面の吹抜けに面した大きなガラス面はなかなかイイ感じなのですが、断熱のためちょっとグレー掛かった色味なのが気になるところ。現場から程近い専大通りと靖国通りの交差点はタリーズ有りドトール有り珈琲館有りの激戦状態。
それはそうと、神保町ってそれまでほとんど行ったこと無かったのですが、天丼屋さんや喫茶店、カレ−屋さんにどせう屋さんなどなどいーい感じのお店が沢山ある場所なのですねー。現場が始まると楽しそう(不謹慎)!なんだかちょっとだけやる気になってきました(笑)。
05月11日
その後、山田さんから随時現場情報をもらいつつ、平面図、イメ−ジスケッチなどのプレゼン資料を作成。この日赤坂kranzで、FCオーナー氏にはじめて御対面して内外装デザインのプレゼンテーションを行いました。
既存の内装を生かした超ローコストプランというオーダーだったのでかなりシンプルなデザインになってます。FCオーナーの反応はどうもイマイチはっきりしなくて、果たして良かったのか悪かったのか???ウチ的にもどうずればよいのやら納得の行かないまま帰路に。
『どうなっちゃうんだろうねーこの物件は???』

05月17日
先日のプレゼン内容をもとに赤坂kranzで再度打ち合わせ。ウチの案とは別に例の不動産屋さんからもプランが出て来たらしいのですが、山田さん的にもFCオ−ナ−的にもどうにも受け入れ難いヒドいデザインだったとのこと。デザインテーマはなんと『地中海』らしい。あー終わってますね(遠い目)。。。
どうやら結局やっぱりウチで設計することになりそうな気配濃厚です。

05月18日
さて、前回ウチの出した神保町のプランについて、山田さんから『予算は限られてるし、ベーシック&シンプルなプランでゼンゼンいいんだけどなんかひとつこの店ならではのアイデアって出ないかな?』との連絡が。
それはつまりそろそろ本気を出せっていうことですね。ならば出しましょう!と言うわけで勝野の頭にヒラメいたのが、、、ジャーン!!
ツリー!ツリー!ツリー!!
05月24日
kranz赤坂で山田さんに勝野とヤギの手描きスケッチをそのまま見せてツリーのアイデアをプレゼン。吹抜けのまん中にパン棚とディスプレイを兼ねた高さ5メートルのツリ−型オブジェを設置しよう!という提案です。途端に『コレ、いいなー!』と、山田さんの顔がほころぶ。でしょ?
『大きな木』というのは赤坂に最初のkranzを作った時から一貫してkranzのテーマとなっている要素。今回はストレートに分かりやすく行きましょう!

05月31日
お昼頃、山田さんより電話。FCオーナーもツリー案をかなり気に入ってくれた様子。不動産屋さんとはいろいろモメたみたいだけどやはりラヴザライフのデザインで進めたいとのこと。
待ってました!

06月02日
kranzとはどういうお店なのか、神保町kranzとはどんなお店であるべきなのか、そしてなぜ吹抜けにツリーなのかを企画書にまとめ、夜7時頃からkranz赤坂のオフィスで山田さん、FCオーナー夫妻に今回のプランをキチンとプレゼン。ようやくみんな気持ち良く納得。それではこれで進めさせていただきます!

ん?ところで予算は大丈夫なのか?!

part 2に続きます。
part 2