"kranz/akasaka" job diary 05/02/1998 part 1
5月初め
そもそもの始まりは1997年の春。東京でラヴザライフをはじめてまもなくの頃。シゴトをいただくべく勝野は日々営業。でも営業のやり方なんかゼンゼン知りません。とりあえず手作りパンフレットをいつも持ち歩き、街をウロウロ。で、ある日恵比寿をウロついててなんとなく『ツムトーベル』に入ったのがキッカケでした。
セルフサービスのカフェのワリにはちょっと作り込んであるなー。ドトールとは違うなーと思ってお茶。あーパンも置いてある。ベーカリーカフェなんだー。ドイツパンってあまり食べたことなかったけどけっこうおいしい!
で、イキナリお店のオーナーさんを呼んでいただいて、ちょっと話をして、パンフを渡して帰りました。初対面にもかかわらずオーナー『山田・母』さんは気持ちよく対応してくださいました。
数日後、できれば他にも作品ありますんでもう一度見ていただけませんでしょうか?と、電話連絡すると、実は現在『ツムトーベル』2店舗目を計画中とのこと!!話を聞いていただけることになりました。

5月下旬
たまたま自由が丘のすぐ駅前でテナント募集の物件を発見!!すごーくイイ場所だったのですぐにオーナー『山田・母』さんに電話&内見。その後でラヴザライフのことを詳しくプレゼンテーションさせていただいて意気投合。オーナー『山田・母』さんの若い感覚やサバサバした感じがとても印象に残りました。でも残念ながらこの物件は保証金や家賃があまりにも高すぎて押さえることはできませんでした。

6月中旬
しばらくして、オーナー『山田・母』さんから銀座でいい物件が出た!という連絡が入りました。で、物件を押さえるべくビルオーナーへのプレゼンテーション資料、平面図とパースを作成!参考資料はFAXでもらった平面図のみ!2日で3案作成!
でもこの物件もマネージャー『山田・息子』さん(1972年生まれだって!ついにクライアントより年上になってしまった。。。)の毎日のリサーチの結果、周辺の人通りが思ったほど多くないことが判明。逆に断わってしまいました。
物件はある時間の人通りだけでは判断できなくて、平日・休日、朝・昼・夜とあらゆる時間について周辺をリサーチしておく必要があります。そのうえで家賃や経費等を含めた収支計算をシビアに考えて、かなりイケル線まで行かないと出店しないほうがよいのですね。ムズカシイです。
その後、『sweets』がオープンしたり『IN SUN FLOWER』ができたり三茶や早稲田の物件(どれもイマイチだった)を一緒に見にいったりしながらあっという間に何カ月かが過ぎました。。。
上の写真は左から自由が丘、三茶、早稲田の没物件たち。ちなみにいま、自由が丘の物件は携帯電話屋さんになってます。ケータイ屋さんってなんでそんなにお金持ちなんでしょうね??
9月下旬
「赤坂にすごくいい物件が出てきたの!」と、オーナー『山田・母』さんから連絡。まだ前の店が立ち退いてないんだけど現場を見て検討してほしいとのこと。
9/25に現場へ行きました。そこは地下鉄の赤坂駅をTBSと反対側に降りてものの30秒。『赤坂水戸幸ビル』(上の写真左の青いシートのかかったビル。当時外装リフォーム中だった)という古ーいボロボロのテナントビルの1Fにあるこれまた古ーいボロボロの喫茶店(上の写真右)なのでした。その名も『緑の館』
おそるおそる暗ーい店内に入ってアイスコーヒーを飲みました。シカシ!このコップがなんと普通のビールのコップ!!周りには使われてる形跡のないグリルカウンターだとかピアノとか茶箪笥とかがあってナゾは深まるばかり。帰りに「領収証くださーい」と言うと領収証をビッと破ってカラのまんまでハイヨ!!と突き出されました。怖かったよーーー(涙)。

で、次の日、FAX.で古ーい平面図をもらってプランに取りかかりました。でも文字とか消えてて読めない!ま、現場の記憶をたよりにやるしかないか。。。
それにこの物件のお隣は『サブウェイ』!さらに周辺には『カフェ・デ・プレ』はあるわ『スターバックス』はあるわ、しかもすぐ目の前のビルでは『ドトール』が工事中!まさにカフェ、ファーストフードの超・激戦区に殴り込み!大丈夫かなあ。
むむー、シカシやるからには他よりカッコイイお店を作るしかない!

part 2に続きます。
part 2