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食べたり飲んだり : 神保町・丸香/赤羽・すみた

1/29。午後から神保町『丸香』へ。2003年開業のさぬきうどん店。12/16に一度伺っており、この日は二度目。神保町の交差点を東へ進み、靖国通りが折れ曲がるところを左折。少し進むと右手に白地に「うどん」の大きな暖簾が現れる。見上げると板張りに木彫文字のロゴマーク。暖簾をくぐるとこれまた大きな木製サッシ。簡潔ながらなかなかインパクトのある店構えだ。

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左手の入口から店内に入ると、フロア右側に対面式のカウンター席が3列。左側通路の中央にちいさなレジ台。突き当たりの大きなオープンキッチンにはカウンター席が5つほど張り付いており、その向こうに釜、最奥にガラス張りの麺打ち場が配されているのが伺える。内装は右側の壁が白い塗装で左側の壁がステンレス張り。スケルトンの天井はダークグレーに塗装され、ガラスシェードのペンダントライトが下がる。店構え同様簡潔な空間を、要所に施された白木の木造作(カウンターなどは白木風の化粧板張り)とキッチン正面の間接照明が引き締めている。良い仕事。BGMはビートルズ。一人客、女性客の姿が目立つ。

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上の写真は前回にいただいたざるうどん。“さぬき”と称するにはややねばりと弾力に欠けるがなかなか美味い。いりこが効いた薄味の上品な出汁はまさに私たちの好み。一緒に注文したげそ天は期待通りの素朴な味だった。
おそらく“かけ”で真価を発揮するうどんかな、と判断し、この日はひやあつと山かけを比較。やはりこちらのうどんはやや温かめが良い。断然美味かったのはひやあつだ。丸天との相性も見事。
雰囲気も、味も、価格設定も実に気軽で、かつ一定のスタイルを感じさせる店。こういうさぬきうどん店が都内にあることをもっと早く知っておきたかった。今後はちょくちょく利用させていただこう。

丸香/東京都千代田区神田小川町3-16-1/電話非公開
11:00-19:30LO(売切仕舞/土-14:00)/日祝休

2/5。夕刻に赤羽『すみた』へ。1999年に中十条に開業し、2009年に現在の場所に移転したさぬきうどん店。JR赤羽駅東口正面をしばらく進んだところにあるアーケード街を抜けたところで左折。人気の少ない通りをしばらく行くと右手にこじんまりとした居酒屋風の店構えが現れる。夜の営業開始後すぐではあったがすでに満席。20分ほど外で待つことに。

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店内には中央の通路を挟んでテーブル席がいくつか。奥にレジがあり、その向こうにキッチン。内装は白い壁紙に暗色の木造作。おそらく居抜きに若干の手を加えただけのものだろうと思われる。ざるうどんとわかめうどん、げそ天とかしわ天とおでんを注文。

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ざるのうどんは実につややかでコシが凄い。本場の名店に比べるとのびやかさには欠けるものの、この手の力強いうどんにお目にかかるのは東京では初めてのことだけに嬉しい。この食感を味わうためだけにでも足を運ぶ価値がある。個人的には麺を味わう品にきざみ海苔は無い方が良いと思う。つけ出汁はやや甘い。一方、かけ(わかめうどん)の印象はかなり弱く残念なものだ。出汁は食べ進むにつれやはり甘ったるく感じる。とは言え、都内のさぬきうどん店のパイオニアとして北東京で10年あまりを生き延びるには、こうしたアレンジが必要不可欠だったのかもしれない。
辛子味噌でいただくおでん、ボリュームたっぷりの天ぷらはなかなかのもの。他のテーブルを見ると宴会メニューやうどんすきなども用意されている様子。地元では使い勝手の良い店として定着しているのだろう。なるほど、これもまたさぬきうどん店のひとつのあり方なのだ。

すみた/東京都北区志茂2-52-8/03-3903-0099
11:00-14:00,18:00-21:30(土日祝-15:00)/月・第3日休

2010年03月30日 05:00 | trackbacks (0) | comments (0)
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