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珈琲の美味しい店 : 神保町・トロワバグ/池袋・昭和

昨年12/16。午後早めに神保町で年賀状の色校をチェックして『丸香』でざるうどん。食後に『トロワバグ』へ。1976年開業の珈琲店。マスターはアンセーニュダングルのご出身と聞く。伺うのはこの日が初めて。

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神保町交差点から白山通りを北上すると、ほどなく右手のビル一角に茶色のテントが現れる。地下への階段を降りてドアを開けると、いかにも『コクテール堂』の流れを汲む店らしいオフホワイトの壁に暗色の木造作の落ち着いた内装がひろがる。正面にカウンター席。通路をはさんで入口側にはカウンターに平行してテーブル席がいくつか。フロア左手には臙脂色のベンチシートを備えたテーブル席のエリアがある。この日はカウンター左脇すぐのベンチに腰掛けてブレンドと生チョコを注文した。どっしりした味わいの珈琲はさすがに安心のクオリティ。まばらな客。控えめな照明。低く流れるクラシック。空白の時間を過ごすにはぴったりの場所だ。

トロワバグ/東京都千代田区神田神保町1-12-1-B1F/03-3294-8597
10:00-19:30(土12:00-)/日祝休

昨年12/22。池袋で百栄師匠の独演会の後、自家焙煎珈琲店『昭和』へ初めて伺った。東京芸術劇場のすぐ西側の道路を横断し、少し入った場所の小さなビル脇に正方形の行灯看板と地下への階段がある。

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ドアをくぐると目の前にL字型のコンパクトなキッチンカウンターがあり、左手にテーブルがいくつか。そこかしこに飾られた古時計、怪しげなイラストやポスターなどが目にはつくものの、明るく簡素な内装そのものは割合新しそうに見える。マスター氏のブログを拝見すると2002年にはすでに開業なさっていたようだから、手入れがかなり行き届いているということだろう。そうした雰囲気のせいか、場所柄なのか、本格的な珈琲店にしては客層が若い。この日は中ほどのテーブル席に落ち着いて、昭和ブレンドとマンデリン、コーヒーゼリーとレアチーズケーキを注文。

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上の写真はブレンドとコーヒーゼリー(こちらはマンデリンとレアチーズケーキ)。レース編みのコースターや型押しのガラス器など、小物もそつなくレトロなテイストを醸し出している。ネルドリップの珈琲は風味濃厚でストロング。デザートもしっかり美味い。この手の演出が念入りな店にはほとんど不釣り合いなくらいに、中身は至って硬派なのだ。比較的遅くまで営業しているから、落語や観劇の後に伺うも良し。もっと早く発見しておきたかったなあ。

昭和/東京都豊島区西池袋3-24-3-B1F/090-6677-7997
12:00-22:00(金土-23:00)/水休

本格珈琲昭和/文化部

2010年01月20日 03:00 | trackbacks (0) | comments (0)
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