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食べたり飲んだり : 御徒町・沙羅の花

11/21。夕刻、横浜関内での勝野のワークショップから御徒町まで戻って軽めの夕食を採ることに。『沙羅の花』へ初めて伺った。2007年開業の蕎麦店。御徒町駅改札を出て春日通りを渡り、JR高架下の一本右手の通りを上野方面へ少し進むと、左手に白木造りのこぢんまりとした店構えがこの界隈には珍しく小綺麗な佇まいを見せる。

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夜の営業までまだ間があったので店先で待つ。時刻を少し過ぎた頃に先客さんが中の様子を伺うと、奥から店主氏が申しわけ無さそうに現れた。どうやらお一人で切り盛りされているようだ。エントランスで靴をスリッパに履き替えて店内へ。正面に細い通路。突き当たりに階段があり、右手にカウンター席が5つとキッチン。2Fへ上がると8人から6人くらいが掛けられそうな掘りごたつ式のテーブル席がある。ご面倒かとは思ったが、この日はややくたびれていたため2Fに落ち着かせていただいた。床とテーブルは杉の白木。簡素ながら暖かみのあるコンパクトな空間は表の喧噪を忘れさせる。蕎麦味噌豆腐とせいろうと鴨せいろうを注文。

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辛味の効いた蕎麦味噌豆腐をつまみながらしばらく待つと、蕎麦が拭漆のプレートで登場した。十割の蕎麦は極細切(近景)。やや甘めのつゆを少しだけつけていただくと、蕎麦の香りが鼻先まであふれるようにひろがってゆく。

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蕎麦の繊細さとは対照的に、大振りの具材がごろごろとはいった鴨せいろうのつゆはなかなか豪快なもの。火の通り具合が絶妙な鴨、ねぎ、茄子は風味豊かで食べごたえがある。美味い。

マイペースで接客は得意ではなさそうだが笑顔の柔和な店主氏に見送られてふたたび上野、御徒町の賑わいの中へ。このコントラストがなんとも不思議だ。次は天せいろうと、日本酒もぜひいただいてみよう。

沙羅の花/東京都台東区上野6-3-11/03-5948-6527
12:00-14:00,18:00-21:00/月休

2009年12月07日 16:00 | trackbacks (0) | comments (4)
comments

昨日(月曜日)昼食時に前を通りかかって、どうしようか迷って、斜め前のラーメン屋に入ってしまったのでした。そばが新しいうちに行ってきます。

posted by: アラキ : 2009年12月07日 18:20

>アラキさん
この界隈はおひとりさま向きのスポットが多くてけっこう迷いますよね。この店は極細切りといいつゆといい、結構独特なスタイルに好みが別れるかもですが、個人的にはとても気に入っています。昼時にも行ってみたいなあ。

posted by: 勝野+ヤギ : 2009年12月08日 09:20

板そばとは渋いですね
何でもないときに行ってみます
板橋区の野島や根津の鷹匠あたりが好みですが、もし行ってなかったら行ってみてね
根津の店は左官屋さんが良く知ってるよ 自分で左官してたから

posted by: kiyo : 2009年12月09日 17:32

>kiyoさん
おお、情報感謝です。『鷹匠』は特に近いですし、堀切さんの仕事が拝見できるとなるとマストですね。

posted by: 勝野+ヤギ : 2009年12月09日 23:33

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