life
life of "love the life"

仕事してるんです : alternative・印刷物到着

10/29。夕刻にアラタメさんと自由が丘『alternative』へ。オープン準備で大忙しのオーナーシェフ・渡辺さんに時間をいただき、メニュー表とホームページのデザインに関する打ち合わせ。

071029_alternative01.jpg

レセプションカウンターに中国茶器が飾られていた。可愛い。

071029_alternative02.jpg

DM、ショップカード、名刺など、アラタメさんにデザインをお願いしていた印刷物は27日に無事店へ到着。私たちはこの日初めて完成品を目にすることができた。モニターやダミーで見ていた印象をはるかに上回る素晴らしい仕上がり。

DMの拡大画像はこちら()。オープンは11/6(火)に決定した。

18:00頃にキノシタ・西村さんが到着。木地染色に問題のあったチェアを新しいものに全交換。満足のゆく色に仕上がった。LED間接照明のアクリルカバーがトータルで3mmほど延びてわずかに浮いていたので、イカハタ・清原さんに補修を依頼。

2007年10月30日 04:00 | trackbacks (0) | comments (2)

ちょっといい風景 : 日比谷・出光美術館ロビー

10/16。わずかに小雨の降る中、『センガイ・SENGAI - 禅画にあそぶ - 』を見に出光美術館へ。

071016_idemitsumuseum.jpg

美術館は日比谷・帝劇ビルの9F。写真は展覧会を見た後で脚を休めたロビーの様子。ソファは全て東側の開口部に面して置かれている。手前に日比谷壕、少し向こうに楠正成像、彼方にひろがる皇居の緑。
写真右手のパーティションの隣には無料のティーサーバーがある。熱いお茶をいただきつつ、しばしぼんやりと過ごすのもこの美術館を訪れる際の楽しみのひとつだ。

出光美術館

2007年10月29日 03:00 | trackbacks (0) | comments (0)

食べたり飲んだり : カフェ・ハイチ新宿本店

10/15。新宿で『alternative』のためのグラフィックデザインに関する打ち合わせ。その後、アラタメさんと『カフェ・ハイチ新宿本店』へ移動して軽めの夕食とコーヒー。1974年開業のドライカレーとハイチコーヒー、ハイチ料理の専門店。言わずとしれた有名店だが、私たちはこの日初めて伺った。

新宿駅から甲州街道を西へ。ソフマップを過ぎての角を右に少し入ると、間口の小さな雑居ビルから棕櫚ほうきのような樹皮に覆われた軒が唐突に突き出している。サンプルケース脇の狭く曲がった階段をB1Fへ。

071015_sinjukucafehaiti.jpg

フロアの形状はL字になっている。入口から通路に出ると右手に小さなキッチン、左手と突き当たりにいくつかのテーブル席があり、左に曲がると通路を中央にして奥までずらりとテーブルが連なる。合計40席以上はある模様。
家具類はコロニアル調の木彫を施された懐かしくも濃厚な様式。黄色い壁に沿って飾られた置物や絵画の類いも、店名からして当然ではあるが、見事に70年代流行の南の島テイスト。店内をうっすらと満たす煙草の煙。照明が明るいことを除けば、まるで30数年前に時計を止めてしまったような空間だ。軽く文化遺産的。

名物のハイチ風ドライカレーを注文。見た目に可愛らしく、味は意外にスパイシーでパンチのある品。美味い。

カフェ・ハイチ新宿本店/東京都新宿区西新宿1-19-2-B1F/03-3346-2389
11:00-23:30/無休

2007年10月28日 05:00 | trackbacks (0) | comments (2)

仕事してるんです : alternative・ライティング調整など

10/26。15時過ぎに自由が丘『alternative』へ。照明計画をサポートして下さったmuse-Dの鈴木さんと八木さんがしばらく後に到着。ユニバーサル型ダウンライト(光の向きを変えられる天井埋込式照明)の微調整をしていただいた。

071026_alternative01.jpg

1時間半ほどかけてじっくりと調整。おかげでバシッとフォーカスの合ったようなシャープな雰囲気が出た。

071026_alternative02.jpg

クッションのセッティングが終わり、サンルームもようやく落ち着いた。夜はスタンドライトと間接照明だけではちょっと暗いかな、と気になっていたが、思いのほかいい具合。

071026_alternative03.jpg

照明の調整中にフォトグラファーの佐藤さんも到着。撮影スケジュールやフィルムサイズなどについて打ち合わせ。今回は予想されるカット数が多く、かなりの時間がかかりそうなので、店のご迷惑にならないよう定休日前の深夜から朝方にかけて撮ることになった。

071026_alternative04.jpg

仄かなグリーンに染まったモノトーンの空間を、ゆったりと間合いのとられた座席に掛けてぼんやり眺めていると、まるで水墨画の襖絵に囲まれているような心持ちがした。これで完成だ。

2007年10月27日 03:00 | trackbacks (0) | comments (0)

仕事してるんです : alternative・引き渡し

10/25。午後一番から自由が丘『alternative』の現場引き渡し。これをもって物件は晴れてオーナーシェフ・渡辺さんの管理下となる。いちおうその前に主な関係者での最終チェックは一通り行ったが、これまで足繁く現場に通ってその都度イカハタ・清原さんに細かく変更・修正の要望を伝えていたため、ほとんど何の問題もなく儀式はあっけなく終了。

LED間接照明にタペストリー調アクリルのカバーが被せられ、光の質がずいぶんと柔らかくなった(以前の写真と比べると如実に分かる)。幸いアクリルの継目は全く気にならない。清原さんがボックスにぴったりの寸法にアクリルをカットした上で、小口(切断面)をミガキ仕上げにして下さったのが功を奏したようだ。有り難い。

071025_alternative01.jpg

そうこうしている間にも食器、食材、備品など、運営物資が続々と到着。テーブルに漆の椀が並び、レセプションカウンターに茶釜が置かれると、店内の様相は急激に和風へと収束しはじめた。不思議なものだ。

コールドテーブルの入れ替え作業は31日に行われることになった。ついでにキッチン内の板金の補修も行っていただけるようホシザキ・川田さんに依頼。屋外のサイン(看板)もその日に取り付けられる予定。若干の補修作業を清原さんにお願いして、私たちは備品類の買い出しへ。

2007年10月26日 04:00 | trackbacks (0) | comments (0)

仕事してるんです : alternative・塗装補修など

10/24。午前中から渋谷で『alternative』のための運営備品類の買い出し。14時頃に自由が丘の現場に到着。

071024_alternative01.jpg

この日のLED間接照明は白色だった。これまた悪くない。

071024_alternative02.jpg

客席ベンチシート下の化粧板仕上げがキノシタさんの手配で予定より一日早く行われた(上の写真左)。サンルームのベンチは壁や家具と同色のホワイトに再塗装。いやースッキリした。なんとなく部屋が広くなったような心地がする。これで工事らしい工事は全て完了。

その後、工事途中にキズや汚れのついた塗装面の気になる箇所にマスキングテープの切れ端をぺたぺたと貼り付けてチェック。イカハタ・清原さんと塗装業者さんに補修を行っていただく。今回は『dcb』と同じ業者さんに手がけていただいた甲斐あって、間接照明の当たる面の仕上がりを含め、内装塗装についてはほとんど言うこと無しの素晴らしい仕上がりだった。

16時頃に現場を離れ、ふたたび買い出しへ。21時過ぎにアトリエに戻ると、ちょうどキノシタ・西村さんが可動家具の再制作のための塗装色サンプルを届けて下さったところ。朝までに返事をするとお伝えする。

22時過ぎにイカハタ・清原さんから電話。この日から店内に入った運営スタッフの皆さんの要望で、レセプションカウンター内にある冷凍冷蔵用のコールドテーブル(テーブル型冷蔵庫)と、キッチン内にある冷蔵専用のコールドテーブルを入れ替えることになったそうだ。

どうやらこの現場もギリギリまで落ち着きそうにない。

2007年10月25日 00:00 | trackbacks (0) | comments (0)

仕事してるんです : alternative・客席ベンチ/保健所検査など

10/23。午後遅くに自由が丘『alternative』現場へ。

071023_alternative01.jpg

この日のLED間接照明はオレンジ色だった。悪くない。

客席北面(写真奥)と東面(写真右)のベンチの設置がおおよそ完了。シート下のボックス部分の化粧板仕上げは25日に行われる。座り心地は上々。
可動家具(チェアとテーブル)も仮搬入された。こちらは先日のトラブルをふまえて木部を作り直し、29日に交換される予定。

071023_alternative02.jpg

850mm角のテーブルは実にゆったりとして具合がいい。営業時にはオーナーシェフ・渡辺さんの選んだリネンのクロスが掛けられる。

071023_alternative03.jpg

レセプションカウンターには装飾パイプの最後の一本が仮止めされた(上の写真左)。サンルームには大テーブルが搬入され、天井のテント地とブラインドが取り付けられた(上の写真右)。結局この日の午前中までかかったキッチンの工事も、ほぼ問題無く完了していた。

071023_alternative04.jpg

16時から保健所の検査。レセプションカウンター内の手洗シンク用のソープディスペンサーを固定するように言われたことを除いて、全く問題無く短時間で終了。29日には営業許可証が発行されるとのこと。心配無いとは思っていたが、やはり急に肩の荷が下りたような気持ちになった。

071023_alternative05.jpg

空間を構成するパズルのピースはこれで全て揃った。工事もあと残りわずか。

2007年10月24日 03:00 | trackbacks (0) | comments (0)

仕事してるんです : alternative・キッチン残工事など

10/22。午後遅くに自由が丘『alternative』現場へ。

071022_alternative01.jpg

先日の写真と比べると間違い探しのようだが、東側(写真右側)壁面に装飾パイプが取り付けられた。午前中にクリーニングが一通り終わり、現場はピカピカに。

071022_alternative02.jpg

上の写真は東面装飾パイプの全体像。まだ仮止め中で所々テープで固定されている。ほぼ客席部分を縦断するサイズの大きな曲線がなかなか気持ちいい。

その下にある白いレザー張りのチェアは、前日にサンルームのベンチの塗装時に起こったトラブルをふまえて、この日急遽キノシタさんに届けていただいたもの。脚など木製フレームの塗装色にやはり赤みが強い。工場への確認をお願いしたところ、木地の色味ではなく塗料に赤が少量混じっているとのこと。それでは話と違う、と言うわけで、テーブル天板も含め全ての可動家具を作り直し、オープンまでに交換していただくことにした。

071022_alternative03.jpg

養生シートがすべて剥がされ、レセプションカウンターの不整形な黒い塊と、装飾パイプによる鋭利な曲線の厳しく対峙する様が、ようやく全貌をあらわした。

071022_alternative04.jpg

レセプションカウンターの上面越しに客席の方を見るとこんな感じ(上の写真左)。塊を円弧の連なりが抉り、装飾パイプのラインがそれに呼応する。

キッチンでは前日の緊急ミーティングで洗い出された残工事がようやく少しずつ片付きはじめた(上の写真右)。

イカハタ・清原さんと屋外に設置する店名サインについての打ち合わせ。その後新宿へ移動し、店内で使用する運営備品類の買い出しを行った。なかなか思うようなものが見つからず、いくつかは持ち越し。

23時過ぎにホシザキ・川田さんの携帯メールでキッチンカウンターの配線孔まわりの写真が届く。続いて24時頃に板金業者さんから確認用のスケッチがファックスで到着。

翌日は保健所の検査なんだが、大丈夫だろうか。

2007年10月23日 04:00 | trackbacks (0) | comments (0)

仕事してるんです : alternative・サンルームベンチなど

10/21。午前中に自由が丘『alternative』の現場からイカハタ・清原さんから電話。サンルームに前日取り付けられたパイン集成材のベンチ座面に染色を施したところ、イメージとはかなり異なる赤みの強い色調になってしまったとのこと。

071021_alternative01.jpg

写真左が午前中の状態。うーむ、これは赤いな。。。以前に塗装色サンプルとしてホワイト染色の可動家具の端切れを業者さんにお渡ししていたのだが、その地色を忠実に再現して下さったのが仇となったようだ。行き違いが重なった。

急遽その上からホワイトの塗装を上塗りしていただいたのが写真右の状態。ましになったような、なっていないような。先日に施工された墨入りモルタルの床は素晴らしくいい感じなんだけど。

熟考の結果、ベンチはペイント系の塗料でホワイトに塗り潰すことにした。集成材の表情がほとんど見えなくなってしまうのは残念だが、突板をベースにしたホワイトペイント、あるいは化粧板のホワイトよりも、集成材をベースにしたホワイトペイントの方が質感的には数段上ではある。これも贅沢と言うものだ。デザイン的にはかえってすっきりまとまるだろう。24日に再塗装の予定。

071021_alternative02.jpg

客席サービス用のワゴンが到着した(上の写真左)。コンパクトで可愛らしい仕上がり。上の写真右はエントランス脇壁面の様子。天井と突き当たり壁の装飾パイプが間接照明に浮かぶ。

071021_alternative03.jpg

もし可動家具(チェアやテーブルなど)の染色もベンチと同様に赤みが強く仕上がっているとすれば、マズいことになる可能性が大きい。キノシタさんに電話を入れ、念のためチェアとテーブル天板をひとつづつ翌日現場に持ち込んで頂けるよう依頼。

また、キッチンをチェックしたところ、ステンレス造作・家具の細かな工事が一向に進んでいない気がする。ホシザキ・川田さんと板金業者さんに電話。日曜日の夕方とあって、ご両人とも自宅でご家族とおくつろぎのようではあったが、急遽現場にお越しいただく。隅々まで残工事チェックをし終えた頃には時刻は21時をまわっていた。

上の写真は夜のサンルーム。

2007年10月22日 06:00 | trackbacks (0) | comments (0)

食べたり飲んだり : PICA山中湖ヴィレッジ

10/13。ウヱハラ先生のレガシー号(代車)で山中湖へ。結婚式以来一年振りにようた君と会って、彼の仕事場である『PICA山中湖ヴィレッジ』を見学させていただいた。パーマカルチャーをコンセプトにデザインされた、ユニークなレストラン、カフェ、コテージなどの複合施設。2007年8月にオープン。

071013_yamanakakopica02.jpg

ほとんど国産材のみが用いられているという木造の主要棟は、山中湖の南岸に面し、庭と森の植栽に囲まれて建っている。質素な外観は近隣の張りぼて観光施設とは明らかに異質な佇まい。

071013_yamanakakopica01.jpg

自家栽培の野菜を用いたオーガニックレストランのメニューはどれも気の利いた盛り付けで可愛らしい。中でもカレー(写真右上)とドライフルーツ(写真左下)は実に美味しく食べごたえのある品だった。

071013_yamanakakopica04.jpg

上の写真は別棟のハンモックカフェ。周辺の木々の間に掛けられたハンモックでカフェのメニューをいただくことができる。ソフトクリームが激ウマ。

071013_yamanakakopica03.jpg

最も楽しかったのは扇形の敷地を分割した中に様々な植物が混栽されたガーデンエリアの散策。害虫除けのための草花と、食用の野菜を同じプランターに共存させるやり方は、見た目こそワイルドだがその実合理的だ。しばらくは見慣れない花を見つけたり、強烈なハーブの芳香に感動していたが、レストランのスタッフの方が実際に茄子を収穫されるのを見てからの話題は「これ食えるの?」に集中。台東区のコンクリートジャングルに住む私たちも、なるほどこれがロハスとか言うやつか、と少しばかり実感した一日となった。

午後遅くにようた君のお宅を訪問。奥様とも一年振りに再会し、御子息と初の対面。流石、両親に似て眼に力のある男前の赤ちゃんだった。

PICA山中湖ヴィレッジ

2007年10月21日 02:00 | trackbacks (0) | comments (2)

仕事してるんです : alternative・人工大理石/墨入モルタルなど

10/19。夕刻に自由が丘『alternative』現場へ。

071019_alternative01.jpg


客席腰高のフルカラーLED間接照明が点灯した。写真は淡いグリーンに発光した状態。コンパクトなコントローラーひとつで簡単かつ自在に調色・調光することができる。使い勝手は最高。これで取り付けがもっと楽なら言うこと無かったんだが。

床にグレーのカーペットが敷き詰められ、いよいよ内装は完成に近づいた。

071019_alternative02.jpg

上の写真はL字に連続する間接照明のコーナー部分。キセノンとLEDの光の交錯がうっすらとグラフィカルなパターンを描く。

071019_alternative03.jpg

レセプションカウンターには人工大理石の天板が取り付けられた。巨大な硯石のような質感。写真は職人さんがコーナー部分を溶接しているところ。

071019_alternative04.jpg

18時頃に左官職人さんが到着。サンルームの床に墨入りモルタルが塗られた。1時間あまりの作業で見事な床が完成。翌日の昼間にはほぼ乾くとのこと。どんな表情を見せてくれるのか、楽しみだ。

071019_alternative05.jpg

エントランス脇の消防突破口への間接照明の写り込みの処理についてイカハタ・清原さんと相談。避難誘導灯の取り付け位置を調整。

厨房機器と可動家具の工程が遅れている。特に客席ソファの取り付けがうまくゆくのか、どうも心配になって来た。頑張れキノシタさん。

2007年10月20日 04:00 | trackbacks (0) | comments (0)

仕事してるんです : alternative・家具類設置など

10/18。夕刻に自由が丘『alternative』現場へ。

071018_alternative01.jpg

客席上部の間接照明(アドバンテージキセノン)が付いた。光のまわり具合がいつも以上にスムーズだ。最後まで粘って考えた甲斐があった。配線工事の難しかった特注LEDシステムも電気工事業者さんの工夫のおかげでおおよそ設置完了。こちらの点灯は明日以降となる。

エアコンの吹出口、給排気口の取り付けもさりげなく完了。

071018_alternative03.jpg

先日仮止めされた装飾パイプの上に間接照明の光源がかすかに写り込む。これは予想外ではあったが、おかげでパイプの存在がより一層生き生きとして見える。このままにしとこう。

071018_alternative04.jpg

客席とレセプションまわりの家具類の設置もこの日大部分が完了。黒い階段状のレセプションカウンターと、装飾パイプの関係が想像通りに出来上がった。写真奥のクローゼットまわりの家具も設置完了。キッチンではワインセラーまわりの家具が設置完了。現場監督のイカハタ・清原さんもこの日は実作業でてんてこ舞い。

071018_alternative05.jpg

階段脇のスピーカーボックス兼ディスプレイ台はほとんど現場作業で制作された(上の写真左の白い箱状の家具)。家具職人さんの見事な手際に感心。WCの手洗カウンターも設置完了(上の写真右の黒いかたまり)。その上の造作にはこの後すぐにミラーが取り付けられた。

071018_alternative02.jpg

オーナーシェフの渡辺さんに主にキッチンのつくりを確認していただきつつ、ホシザキ・川田さんを含めての打ち合わせ。その後、近くの『Paul Bassett』で引き続き印刷物に関する打ち合わせ。ダイレクトメール、ショップカード、名刺などのデザインが最終決定。ふたたび現場に戻り、家具類と間接照明の細かな納まりについて若干の変更を依頼。

あちこちで細かな作業が同時進行したため、この工事中で最もグチャグチャな現場となったが、作業が終わると家具業者さんは一通り掃除整頓して撤収。仕事場の綺麗な職人さんは腕がいい。

2007年10月19日 02:00 | trackbacks (0) | comments (0)

仕事してるんです : alternative・厨房機器設置など

10/17。夕刻に自由が丘『alternative』現場へ。

071017_alternative01.jpg

前日の客席サッシにガラスが入った。
間接照明以外のライティングはほぼ全て取付けられ、点灯状態に。

071017_alternative03.jpg

客席北側の壁には装飾パイプが仮止めされていた。壁際に近づくとこんな感じ(写真左)。エントランス脇壁際の装飾パイプ(写真右)は取付完了。

071017_alternative05.jpg

キッチンでは厨房機器の設置がほぼ完了。巨大なカウンターや冷蔵庫が割合余裕を持っておさまった様子を見ると、なかなか充実した作業環境であることが実感される。客席と同じダウンライトを使用したこともあって、なんだかとてもムーディーなキッチンになりそうな予感。やり過ぎたかな。

071017_alternative06.jpg

上の写真左はエントランスからキッチンを見たところ。タペストリー加工のガラスを通して人の気配が伺える。写真右はサンルームから窓を通してキッチンを見たところ。ここは既存のガラスの上にタペストリー加工調のフィルムを貼る予定だが、なんとなくこのままの方がカッコいいような気もする。要相談。

071017_alternative02.jpg

懸案だったWC配線孔の目隠し方法、キッチンとサンルームのブラインド品番と納まり、キッチンの水栓位置などについてイカハタ・清原さんと打ち合わせ。

店内をしばらく眺めていると、連続するガラスのパーティションが、まるで大きな障子のように見えて来た。

2007年10月18日 04:00 | trackbacks (0) | comments (0)

仕事してるんです : alternative・客席サッシ/キッチン床など

10/16。午前中に自由が丘『alternative』現場へ。

071016_alternative01.jpg

客席のサッシ枠が取付けられた。このステンレス枠に後日タペストリー加工(サンドブラスト+フッ酸処理)を施した強化ガラスを嵌め込み客席をふたつのエリアに分ける。

071016_alternative02.jpg

キッチンでは長尺ビニル床シート貼りが進行中。袖壁には仕上げのステンレス板が貼られ、青い養生シートで覆われていたが、見付部分の納まりが打ち合わせと違っていたため板金業者さんに修正を依頼。電気工事業者さんとキッチン内のコンセントプレートの仕様についての最終確認を行う。

071016_alternative03.jpg

照明器具が到着(上の写真左)。午後から取り付けが始まる。

WCでは既存の黒いタイルの上に150角の白いタイルを貼る作業が進行中。天井の塗装色と照明器具品番の指定にミスがあったので変更をお願いする。また、手洗カウンターのちょうど上に建物の電源配線の都合上ちいさな開口(上の写真右の四角い穴)がどうしても必要であることが判明。うーん、これはいかん。。。どうしたものか。

071016_alternative04.jpg

最終形に向けて、徐々に空間全体のフォーカスがぴたりと合いつつあるが、その分、細かな問題が気になりはじめた。これから一週間ほどは気の抜けない日々が続くだろう。

2007年10月17日 02:00 | trackbacks (0) | comments (0)

仕事してるんです : alternative・塗装2

10/12。15時過ぎに自由が丘『alternative』現場へ。職人さんはちょうど休憩中。

071012_alternative01.jpg

塗装工事がかなり進んだ。一気に白く、明るい空間に。

071012_alternative02.jpg

上の写真左は垂壁造作の付いたサンルーム。不整形な建物のおかげで苦労はしたものの、なんとか納まりそうな状態に落ち着きつつある。
写真右は客席からレセプションを見たところ。エントランス脇の壁面(ドアの向こう側)は寸法とコストの都合上、増し貼り(古い壁面を残したまま新しくボードを貼って仕上げること)にしたが、古い壁面の施工が極めて悪く、よくよく見ると微妙に全体が波打っている。消防突破口や間接照明との絡みが心配だ。

071012_alternative03.jpg

次週からは家具造作や厨房機器が続々と搬入される予定。工事はいよいよ山場。

16時に駅前に戻ってアラタメさんと待ち合わせ。『alternative』用の印刷物の打ち合わせを『Table Modern Service』の窓際の席で。DMのラフ案をiPod touchで見せてもらった。こりゃ便利だ。

2007年10月15日 03:00 | trackbacks (0) | comments (0)

仕事してるんです : alternative・塗装/床下地

10/10。午後過ぎに自由が丘『alternative』現場へ。

071010_alternative01.jpg

塗装工事が始まった。この日はボードの継ぎ目やビス跡を埋めるパテ塗りの段階。

071010_alternative03.jpg

レセプションから客席へと至る階段のコンパネ(コンクリートパネル)下地がほぼ完成。後日仕上げのカーペットが敷かれる予定。

071010_alternative04.jpg

キッチンとレセプションの一部の床下地もほぼ完成。配管が隠れ、全体がフラットになった室内はぐんとコンパクトな印象に。これらの床下地はこんな風にフレキシブルに高さ調整のできる樹脂脚をベースにパーティクルボードを乗せ、さらにその上にコンパネを敷き詰めることで出来上がっている。

071010_alternative05.jpg

上の写真はキッチンの出入口脇にある店内照明スイッチの取り付け位置の様子。みっちりと等間隔にスイッチプレートが並ぶ予定。電気工事業者さんの力作。

071010_alternative02.jpg

上の写真はキッチンからエントランスの方を見たところ。

いつもならここまで空間ボリュームがしっかり見えてくると、かなり出来上がったと感じるところなのだが、今回はまだその感覚が無い。思い描く最終形と、目の前にある空間の輪郭が、微妙にぴったりとは合わない感じ。おそらくこの違和感は、家具や造作類がパズルのピースのように空間に嵌め込まれてゆくに連れて、徐々に消えてゆくのだろうと想像される。

どうやらこの店はいつもとは異なるやり方でデザインされているみたいだ。私たち自身気付かないうちに。

2007年10月13日 04:00 | trackbacks (0) | comments (0)

都市とデザインと : 岩崎堅司展 IROIRO・DEKOBOKO

10/9。夕刻に大江戸線で六本木へ。ミッドタウンから真っ直ぐギャラリー間へ移動し『小嶋一浩+赤松佳珠子/CAt展』を見た。それから千代田線で表参道へ。ギャラリー5610で『岩崎堅司展 IROIRO・DEKOBOKO』を見た。

CAt展については特に書くことは無い。しかし岩崎堅司展は小規模ながら素晴らしい内容で、これを見るためだけにでも、仕事の合間にアトリエを抜け出した甲斐があった。グラフィックデザイナー・岩崎氏の経歴については残念ながら詳しいことが全く分からないが、ウェブ上の情報を継ぎ合わせて判断すると、おそらく御歳は古稀を過ぎておられる。杉浦康平氏、福田繁雄氏、仲條正義氏らとほぼ同じかほんの少し下の世代だ。
会場には岩崎氏がこの展覧会ために制作した平面作品と、スチールによる立体作品が並べられている。どれもが極めつけにミニマルなグラフィックアートで、その構成要素はほぼ無個性なフォントと色面のみという潔さ。連続する箱の凸凹がLIFEを描き、JOHNの細部にIMAGINEが潜み、ECOLOGYとECONOMYが微笑みながら出会い、PEACEとWARが表裏に重なり合う。作品からストレートに伝わるメッセージやユーモアが心を打つ。

この展覧会を見て私たちが感じたことを敢えて一言で表すと、それは“駄洒落力の凄味”であったように思う。こう書くとほとんどの人が引くんだろうな、と思いながら書くわけだが、あたまに“駄”とは付くものの、実のところ駄洒落は大変立派なものではないかと私たちは睨んでいる。
駄洒落とは、無縁の彼岸同士にあるふたつの概念を結びつけるパラレルな思考に他ならない。それは芸術の本質と言っても差し支えの無いものだ。あるいは駄洒落とは、“芸術を裸にしたもの”なのかもしれない。

私たち若輩デザイナーは自らのデザインをなんとなくおシャレな空気感で包んで、ぼんやり見ている人に「ちょっと良さげかも」と錯覚させることにかけては上の世代のデザイナーよりも長けているかもしれないが、表現の根本は脆弱だ。なにせ私たちはコンセプトを直接的に伝えることを“こっぱずかしい”と感じてしまう。裸では最初から勝負にならないのだ。

ギャラリーを出て骨董通りを渡り『蔦珈琲店』で庭の秋草を眺めながらぐるぐると考えを巡らせた。デザイナーたるもの、おシャレよりも駄洒落を磨かねば。
骨太で、力強く、かつなんともキュートな岩崎氏の作品は、正に裸のグラフィックアートだった。

Gallery5610

2007年10月12日 00:04 | trackbacks (0) | comments (0)

仕事してるんです : alternative・ボード貼

10/6。午後過ぎに自由が丘『alternative』現場へ。

071006_alternative01.jpg

前日からボード貼が始まり、だいぶ整った空間になってきた。上の写真はほぼPB(石膏ボード)貼の終わった客席。

071006_alternative03.jpg

上の写真はレセプション奥から客席側を見たところ。ボード貼の業者さんがキッチンの壁・天井用のケイカル板(繊維混入ケイ酸カルシウム板)をカットしている。

071006_alternative04.jpg

ケイカル板張りのキッチン内は上の写真のような具合に。PBとの外見の違いがなんとなくお分かりいただけるかと思う。

071006_alternative05.jpg

サンルームのボード貼もほぼ完了。ここはこれから取り付けの始まる木工造作の分量が多いため、最終形にはまだほど遠い。

071006_alternative02.jpg

上の写真左は先日調整をお願いしたサンルーム・キッチン間の開口部ディテール。養生テープにイカハタ・清原さんのスケッチ。写真右は形状変更をお願いした客席の間接照明ボックス。どちらもバッチリ納まって少し安心した。

2007年10月09日 01:00 | trackbacks (0) | comments (0)

仕事してるんです : alternative・下地組/一部造作取付

10/4。16時頃に自由が丘『alternative』現場へ。翌日から始まるボード貼に備え、LGS(軽量鉄骨)下地組が細部の調整段階に入っていた。

071004_alternative01.jpg

間接照明ボックスの取り付けもこの日ほぼ完了。

071004_alternative04.jpg

上の写真左はエントランス脇の壁際。右は最初の全景写真奥の右コーナー部分のアップ。天井・壁の際、または腰高の位置にある合板の造作が間接照明ボックス。

071004_alternative02.jpg

上の写真は客席からレセプションの方を見たところ。青い養生シートを巻かれた装飾パイプが大きな曲線を描く。床と天井とで固定するため、今回は下地の段階で取り付けておく必要があった。

071004_alternative03.jpg

上の写真左は装飾パイプが床に刺さっているところのアップ。直径16mmのステンレスパイプが2本束ねられている。右はレセプションとキッチンを区切るドア。ヒンジの見え方がちょっと気になる。さてどうしたものか。

071004_alternative05.jpg

天井の間接照明の光源が見え過ぎてしまいそうだったため、ボックスの形状を若干変更。消防突破口まわりの造作納まりを変更。サンルームとキッチンの間の開口部に納まりの悪い箇所が出たため若干の下地調整。

上の写真はイカハタ・清原さん、厨房機器担当のホシザキ・川田さん、電気工事業者さんと勝野での作戦会議の様子。

2007年10月08日 01:00 | trackbacks (0) | comments (0)

仕事してるんです : alternative・下地組

10/2。午後一番に自由が丘『alternative』現場へ。前日からLGS(軽量鉄骨)による内装造作の下地組が始まっていた。

071002_alternative01.jpg

サンルームを除く店内の下地組はすでに概形を伺える状態。

071002_alternative02.jpg

先日取付けられたエアコン本体にダクト類が繋がり上のような状態に。キングギドラ的迫力。

071002_alternative03.jpg

上はキッチン床下の設備配管。こちらもほぼ設置完了。

071002_alternative04.jpg

レセプションとキッチンの間にできる新設のサッシやドアの寸法、設備点検口のサイズや配置、家具造作について、イカハタ・清原さんと打ち合わせ。建築躯体の形状にかなり狂いがあるため、毎日が細かな変更の連続だ。

上は職人さんがLGSをぶった切っているところ。
現場には次第に緊張感が充満しつつある。

2007年10月06日 06:00 | trackbacks (0) | comments (0)

掲載誌・書籍など : Graphis Design Annual 2008

米国Graphis社から刊行された書籍『Design Annual 2008 』『dcb』が掲載されています。見開き2ページのみとボリューム少なめですが、見てね。

例年序列らしいものの無かった『Design Annual』ですが、この2008年版からは掲載作品のうち特に選ばれたものがPlatinum Award、それ以外がGold Awardに位置づけられるようです。今回は2作品にPlatinumが贈られています。そのうちのひとつ、Rebeca Méndez Communication Designによる『University of Cincinnati Campus Recreation Center』(建築デザインはMorphosis Architects)での大胆なヴィジュアルインスタレーションには実に新鮮な驚きがありました。こりゃ気持ちいい。他にもグラフィックデザインを中心に各国から優れた作品が多数集まっています。

Graphis Design Annual 2008
Graphis Design Annual 2008 (amazon.co.jp)

2007年10月06日 02:00 | trackbacks (0) | comments (0)

ちょっといい風景 : 新御徒町・旧小島小学校

9/29。『台東デザイナーズビレッジ』の施設内覧および説明会に行ってみた。旧小島小学校の校舎(1928年築/鉄筋コンクリート造)1、2Fを再利用したデザインビジネス支援施設。2Fの一部には早稲田大学研究所、3Fには東京芸術大学の一部施設が入居している。

070929_kojimaelementaryschool01.jpg

屋上の北西角から南側を見たところ。

070929_kojimaelementaryschool02.jpg

屋上の北東角から南西角を見たところ。円筒状のコーナーが全体の簡素なデザインをかえって際立たせる。なんだか妙に可愛らしい建物だ。

デザイナーズビレッジの入居条件は大変魅力的だったが、応募倍率はかなり高い。入居者は書類審査と2度にわたる面接で厳正に選ばれるとのこと。私たちのようにお金儲けが大の苦手なへっぽこデザイナーは到底お呼びではなさそうだった。

2007年10月05日 03:00 | trackbacks (0) | comments (0)

仕事してるんです : alternative・エアコン本体取付

9/26。午後過ぎに自由が丘『alternative』現場へ。午前中にエアコンの本体が取付けられ、ようやく天井高さがほぼ確定できる状態となった。

070926_alternative01.jpg

上の写真でイカハタ・清原さんの頭上に見えるのがエアコン本体。でかい。低い。

ここから4本のダクトを客席の吹出口へと繋ぐ。うち1本のダクトは分岐してエントランス脇の吹出口へ。本体は吸気口を残して天井内に隠蔽される。

070926_alternative02.jpg

こちらはキッチン内のカセット式エアコン。天井スラブ下に露出した上階用の配管類を避けてこの位置になった。排水・給湯配管に若干の水漏れを発見。内装工事が本格化する前に直して頂けるようビルオーナーさんに依頼。

ちょうど木工担当の大工さんが現場にいらっしゃったので、クローゼットまわりのディテールについて打ち合わせ。この後、厨房機器担当のホシザキ・川田さんが打ち合わせに来られるとのことだったが、清原さんに最新の図面を託して私たちは別の現場へ移動。

客席の天井は事前の想定よりもほんの少し高くできそうだ。良かった。

2007年10月04日 03:00 | trackbacks (0) | comments (0)

食べたり飲んだり : 蔵前・栄久堂のお月見だんご

9/25。十五夜。春日通りと新堀通りの交差点近くにある和菓子店『栄久堂』でお月見だんごが売られていた。ひとパック購入すると、よければ店先の器からススキを3本お持ち下さい、とのこと。ありがたく頂戴することに。

070925_eikyudo02.jpg

玄関前の共用通路から、良く晴れた空に綺麗な月が見えた。月見なんてたぶん20年振りくらいじゃないか。

070925_eikyudo01.jpg

普段、季節感に乏しい生活をしている私たちにとって、近所の和菓子店のこうした心遣いはとても貴重なものに思える。

兎の皿は李荘窯

蔵前・栄久堂(January 21, 2006)

2007年10月03日 17:00 | trackbacks (0) | comments (0)

食べたり飲んだり : 自由が丘・丸栄店主氏が永眠

9/24。現場から駅へと向かう途中『丸栄』の前を通り掛った。自由が丘周辺では『とんき自由が丘店』と並び賞されるとんかつの雄。1967年開業。
そろそろ夕食時であるにも関わらず、入口はシャッターで固く閉ざされていた。貼紙を見ると、なんと8/31に店主・星野忠男氏がお亡くなりになったとのこと。

070924_jiyugaokamaruei.jpg

ラードのみで揚げるあの滋味に満ちたとんかつを、再び味わえる日が来ることを願わずにはいられない。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

2007年10月03日 16:00 | trackbacks (0) | comments (1)

仕事してるんです : alternative・着工

自由が丘のレストラン物件『alternative』が9/21に着工。解体工事に始まり、23日から墨出し。24日に現場のチェックと打ち合わせを行った。

場所は八雲三丁目交差点にほど近い学園通り沿い。『ザ・ガーデン自由が丘』は斜め向かいと言って良いくらいの距離で、『モンサンクレール』もすぐそばにある。好立地ではあるが、駅から歩くと品の無い高級車がぶんぶん通るわりには道幅が狭く、ストレスを感じることは否めない。

070924_alternative01.jpg

グリーンのタイル張りが特徴的な低層ビル(築24年くらい)の専用階段を2Fへ上がったところが今回の現場。通りから店構えは全く伺えない。周辺の浮ついた空気感を遮断し、隠れ家的な空間を作るには最適な条件と言える。100平米ほどのフロアは約50cmの段差を持つ2つのエリアに分かれており、低い方のフロアは通りから離れたサンルームとひと続きになっている。

070924_alternative02.jpg

正確な建築図面が残っていないため、解体後に寸法や納まりを調整しなくてはならない箇所がかなりあちこちに生じた。施工を担当していただくイカハタ・清原さんと打ち合わせしながら、半ばその場で即興的に設計しているような感覚に。多少の調整はどこでも付き物だが、これほどの現場は久しぶり。天井の細かな高さ設定については、後日、空調機器を実際に吊ってみながら決定することになった。厄介なことも盛り沢山だが、その分楽しみなことも多い現場になりそうだ。

070924_alternative03.jpg

この日は左官屋さんが現場に入り、フロアの一部にあった凹みを埋める作業中。

070924_alternative04.jpg

既存の床タイルを残したまま施工するため、墨出しは上の写真左のように養生テープを併用しながら行われた。写真右は清原さんがその場で描いた階段造作の納まりスケッチ。

今のところオーナー・シェフの渡辺さんからは和食をベースにしたコース料理がメニューの中心になるとお聞きしている。私たちが多大にリスペクトする人物が創作の腕を振るう店だけに、一消費者としての楽しみも膨らむ。自由が丘にかつて有りそうで無かったゆとりの感じられる空間を提供したい。東京に越したばかりの頃、およそ4年間を過ごした街へのささやかな贈り物になればと思う。

オープンは11/6の予定。

2007年10月02日 02:00 | trackbacks (0) | comments (2)
back|mail
copyright