life
life of "love the life"

都市とデザインと : ルイ・ヴィトン名古屋栄店

4/23。『風来坊』を出て久屋大通を北へと歩く途中に偶然『ルイ・ヴィトン名古屋栄店』を発見。1999年オープン。建築デザインは青木淳建築計画事務所。今や東京にも多くのブティック建築が見られるようになったが、この店はその端緒と言って差し支えないだろう。

070423_nagoyalouisvuitton01.jpg

思いがけず目の前に現れた姿は息を呑む美しさだった。表面のガラスと、その内側の壁に施された市松パターンの重なり合いが引き起こすモアレの効果が、建物としての実体やボリュームを包み込み、消し去る。

070423_nagoyalouisvuitton02.jpg

ガラス面に斜めから寄ると上の写真のような具合。

070423_nagoyalouisvuitton03.jpg

照明はガラスと壁の間の下面のみに入っている。よく見ると光が壁面に向かって照射されるよう、ルーバーが斜めを向いていることが分かった。

070423_nagoyalouisvuitton04.jpg

おそらく今後私たちの生活する都市環境の中で、建築的表現はこうした薄い皮膜のデザインとして再構築されてゆくのだろう。一見儚げなその存在には、街にも商業にも組みしないイノセントな力強さがある。

LOUIS VUITTON NAGOYA(青木淳建築計画事務所)

2007年05月11日 05:00 | trackbacks (0) | comments (0)
comments

post a comment




*ご記入のメールアドレスはブログ管理者にのみ通知され非公開となります。



back|mail
copyright