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食べたり飲んだり : 根津・根の津

9/12。『根の津』でうどん。場所は根津神社のすぐ近く。有名店ながら足を運ぶのはこの日がはじめて。19:30頃に着いたときには席は埋まっていて、小さなエントランスに先客の二人連れが並んでいた。20席ほどの店内を埋めるのは家族連れ、カップル、学生風グループといった幅広い客層。幸い外は小雨だったので、店先で傘をさして待つことに。木造住宅の一階部分を改装した店構えは小料理屋のような佇まい。

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10分ほどするとテーブルがひとつ空いて、先ずは店先から店内へ、さらに10分ほど経ってテーブルへ、とスライド移動。その頃には私たちの後ろに数人が列をなしていた。噂通りの流行り具合。
店構え同様、店内のつくりも小奇麗で質感が高い。フロアを囲う左官仕上げの壁をスポットライトが控えめに、柔らかく照らす。
温冷二種うどん(きつねと生醤油)と釜めんたいバターうどんを注文。

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上の写真は温冷二種うどんの生醤油。見るからにしなやかで美しいうどんは、実際素晴らしくのびやかで、弾力があり、つややかな食感とともに喉の奥へと流れ込む。久方ぶりに本物の讃岐うどんの快楽を味わうことができた。
しかし、うどんの見事さに比べると、出汁醤油(出汁のベースはいりこと鰹の合わせのようだ)は幾分焦点のぼやけたものであることは否めない。ああ、このうどんをキリっとしたいりこ出汁でいただきたい。。。

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そんな中年夫婦の贅沢(と言うか身勝手)な思い込みを吹っ飛ばすようなインパクトをもつメニューがこの釜めんたいバターうどん。釜上げのうどんにバターと明太子、刻んだ海苔と大葉、胡椒をまぶしたもの。さらに「こちらはお好みで」とテーブルの上には粉チーズまでやって来る。讃岐うどんミーツ和風スパゲッティ。まるで勘違いの二乗だ。
意を決して釜玉よろしく手早くかき混ぜていただくと、なんとしたことか、これが滅法美味かった。バターの粘り気が独特な食感を生み出し、明太子の風味がうどんをさらに引き立てる。チーズは思い切って多めにかけた方がむしろ美味い。これはアリ、いや大アリだ。

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温冷二種のきつねうどんは、生醤油や釜上げと違って柔らかく、おだやかなうどんだった。出汁はやはりキリっとした感じではないが香り高く上品な味わいで、うどんとの相性は完璧。リアル讃岐うどんと言うよりも、大阪うどんの印象に近いやさしいきつねうどんをいただいて、この店の目指す方向性が少し理解できた気がした。東京のうどんはけっこう面白いことになっているんじゃないか。

根の津/東京都文京区根津1-23-16/03-3822-9015
11:30-14:30,17:30-20:20LO(土日祝11:30-15:00)
月休(祝日の場合は翌日休)

2006年09月20日 21:00 | trackbacks (0) | comments (0)
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